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2012年08月28日

計画不足の鹿児島行・・・№ 1

今年の夏は家族旅行を諦めていたのですが、降って沸いたようなお言葉に甘えて、鹿児島行が急遽決まったので、先日行ってきた。
本当は、急遽決まったというほど急遽ではないのだけれど、気持ちの上で急遽だったものだから、いろんなことの整理が出来ずに前日までバタバタ。普段、私の立てた計画に沿って行動する旅行に慣れている家族からは、「今年は旅行モードに入ってなかったからね!」と非難を浴びる始末で、私個人の見学旅行と言う意味でも希薄と言う他ない旅行でしたが、それでも楽しかった。知らない町っていうのはそれだけで十分に刺激的です。見学旅行じゃなくて家族旅行なんだから、こんな行き当たりばったりの旅行もたまにはいいのかもしれない…と思ったり。そもそも旅行が決まって以降、ガイドブックを買ってきた家族に、行きたいところをちゃんとチェックしておくこと…と宿題を出しておいたにも関わらず、何一つ回答がなかったのは私の責任ではないのにな…と、この場を借りて愚痴ってみたり。今日から数日に渡って、そんなこんなの鹿児島行を書きます。


プロペラ機で大阪から鹿児島へ



出発前、まず驚いたのは飛行機。
え、プロペラ?鹿児島まで・・・。

完全に油断してました。
しかも、ボンバルディアのDHC8-Q400って、高知空港で胴体着陸した機種のはず。その時期に、他にもいろいろ問題があったなぁ…と思い出したり。
まぁ、最近はそんな話は聞かないから改善されたんでしょうね。

飛行機に乗ると、いつものゴォーではなく、ブーンと言う音。
音に若干の違和感があり、座席の横幅が狭いなぁ…と感じた。
隣が家内だったからいいけど、知らない人だったら気を遣うかも・・・。

離陸直後のお決まりで、昨日書いた昆陽池の日本地図を子供達に探させる。そのために夏の旅行はいつも左側席を確保している。それでも、去年までは見つけられなかったんだけど、今年はようやく発見できたようだ。これでつかみはOK。
たまたまですが、普段は太平洋上空を飛ぶのに、この日は気流の関係で瀬戸内海上空を飛行。その景色が、高度の低いプロペラ機だったためによく見え、地図と見比べる息子は一気にハイテンションに…。
いやいや、プロペラ機もなかなか快適でした。

あとで聞くと、ANAだと767とか737とかエアバスA320とかのジェット機だそうだ。JALが70人程しか乗れない飛行機なのに、ANAは最大270人程、最小でも160人程が乗れる飛行機を使っている。
この差はなんなのだろうか?

以前・・・えっと、2010年の沖縄行で水納島に行ったときに、帰りの船が漁船に毛が生えたような船だったことを思い出した。となりにそこそこのクルーザーみたいな船があったのに…である。その理由を考えてみると、考えられるのは二つ。ひとつは、ちょっと早めの時間だっため、その時間に本島に戻る人が少なかったこと。もうひとつは、何のアクティビティーのオプションも付けなかったこと。どちらが本当の理由かわからないが、この差はないよな…と乗り込むときには思った。結果的にはその漁船みたいな船が、波に跳ね上げられたり、波しぶきが飛んできたり…とスリル満点で楽しかったのだが、そのときと同じ印象。ちょっと違うか?
まぁ、こういうハプニング的な要素も旅の楽しさのひとつなので大歓迎です。

それはともかく、プロペラ機でも1時間20分後にはすでに鹿児島。
そう考えると、ジェット機で2時間かかる沖縄って遠いんだなぁ。

飛行機を降りると「暑い!」と言う印象は、最近の南国には当てはまらない。むしろ意外と涼しい。沖縄だって、鹿児島だって、この時期の天気予報の予想気温では関西圏や中部圏、首都圏などの大都市圏よりも低い。熱の篭っている都会よりも、ある意味快適です。
とはいえ、空調の効いた機内から32~33℃の外に出てくるのだから暑くない事はないですが・・・。




空港を出ると唐突に「おやっとさぁ!(お疲れ様)」という名前の足湯。
家族が足をつけている間に、私はレンタカーの手続きへ。そして、空港をあとにする。

まずは鹿児島市内の水族館へ。
私は(家族も)水族館好きなのでこれははずせない。それが理由どうかはわからないけど、家にも小さな水槽があって熱帯魚が泳いでいる。魚ってかわいい。
しばらく走って到着したが、正直、空港と鹿児島市内ってもっと近いと思ってた。

駐車場に車を停めて歩き出すと、



道には灰が積もってる。
鹿児島だもんね。
で、あれが桜島で、桜島の手前に見えるのが水族館かな?



ん、あの桜島、肉眼では雲か煙かわからないな…などと言いつつ撮った写真だけど、写真で見るとちゃんと煙に見える。不思議だ。

この水族館の屋根は、須磨水族館にちょっとだけ似てる。
だからと言う訳でもないだろうが、屋根の形的にはあれが水族館だろうけど、あの妻壁は倉庫みたいだな…と思った。



折角の大きな妻面を何もしないなんて…。(ちょっとはデザインしてあるけどね)
折角の大きな妻面がこんなに閉鎖的だなんて…。
せめて、この正面だけでも・・・。

立面の90%を放棄しちゃったみたいで、もったいない気がしました。

水族館の中は、大水槽に小ぶりのジンベイザメが泳いでいたり、



鰯の群れが洗濯機のように回転をしていたり、



大きな水槽トンネルで、エイやマグロやカツオが近づいてくるのを見たり、



チンアナゴの不思議さを実感したり、



エイやサメに触ったり、



水族館とは関係ないけど、桜島のビューポイントから桜島を見たり…と、
十分に楽しめました。

やっぱりいいなぁ、水族館。
今度京都水族館も行かなきゃ・・・。

でも、びっくりするようないろんな水族館があちこちに一杯出来てるから、少々のことではびっくりしなくなっちゃったな。こういった客を呼ばないといけない施設になると、別にびっくりしなくてもいいから本質を極めてください…とは言えないしね。難しいなぁ。

水族館を堪能したあと、宿泊地の指宿方面を目指して一気に南下・・・と思ったけど、後ろの席で、「お腹空いた!」の声。時間は12:00ちょっと前。
彼の腹時計は正確です。いや、かなり進んでるときもあるか。家内によると、しょっちゅう「お腹すいた、なんかない?」って言ってるみたいだし。

外人かと思ったら、大久保利通だった銅像の脇を通りながら(当然運転中なので写真はない)思案した結果、クーポンがあって最終日の昼食にと思っていた黒豚トンカツを食べてしまおう…とお店に向かった。

が、なんと月に一度の定休日。あらら・・・。
うまく行かないときはこんなもの。

仕方なく…というか、道中にあったガイドブックに載っていたラーメン屋さんへ。
直近に2軒あったガイドブックに載ってるラーメン屋のひとつは長蛇の列、もうひとつはガラガラ。

あなたならどちらを選びますか?

私が選んだのは、「この差は何なのか…?」と思いながらも、当たり前のようにガラガラの方!だって並びたくないもん。



こんなラーメンでしたが、美味しかったよ。

と言うわけで、腹ごしらえも済んで今度こそ一気に南下。
指宿スカイラインを通って、知覧へ。

途中の桜島スポットで記念撮影。



でも、この日の天気では水族館からの方がきれいに見えたな。
当たり前か。水族館の方が随分近い!

<つづく>




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)独り言