2010年09月30日
オーガニックビルディング大阪
近くまで行ったのでわざわざ遠回りして前を通ったんですが、私はこの建物には不思議と違和感を感じません。確かに変わってますし、その時々で印象は違いますけどね。
緑のせいなのか、大阪的な視野で見てるのか?
で、昨日の印象は○。
あと、枯れないのかな?っていつも思います。
ひとつひとつの鉢に繋がる配管になにか秘密がありそうですが、詳しくは調べてません。

その後、心斎橋から淀屋橋界隈を歩き回り、最後に浪花教会の前まで行って本日の散策終了。
浪花教会の前まで行った時には、すでに真っ暗になっていました。

2010年09月27日
フラット
NHKの「仕事学のすすめ」という番組に、今月は星野リゾートの星野佳路氏が登場していた。なんとなく引き付けられるものがあってビデオに撮っておいたのですが、昨日全編通して見たので、少しばかり感じたことを書いときます。
氏の経営哲学に裏打ちされた経営方針や発想もさることながら、社員の使い方・育て方、元を質せば「人材」に対する考え方がすばらしいと思った。
氏の発想に、氏よって育て上げられた人材がうまく乗っかり、すばらしい実績を挙げる。
見ていて当たり前のことなのだが、この当たり前がなかなか出来ない。出来ないからうまく回らない。これも当たり前の話。
番組の中でポイントに挙げていたのは次の3点。
○ユニット型組織
○フラットな議論
○社員一丸となっての情報共有
詳しい内容は何らかの方法で番組を見ていただいた方が良いと思うので割愛しますが、上のすべてが社員のモチベーションを高めるための仕掛けであり、結果的に効率も上がり、人材育成にも繋がっていく。
氏自身が、先代から事業を継承したときの人材確保に苦労した・・・という話もあったので、考え抜いた末に得た結果なのだろうが、ここまで徹底し、実践できている企業はあまりないと思う。
畑違いではありますが、私があと20数年若ければ、このテレビを見てこの会社の門を叩いていたかも・・・。
そんな気にさせるように内容だった。
本当にすばらしい。
そんな気持ちでビデオを見終えた。
そして、同じようなフレーズを思い出した。
たしか 「怖いほどにフラットな組織」 だったかな。
日経アーキテクチュアで少し前に見た、伊藤豊雄氏の事務所を紹介した特集。
伊藤豊雄氏といえば、私の学生時代から現在まで、ずっと現役バリバリで第一線を走り続ける建築家。
当然、作品もすばらしい。
おそらくお二人に共通するのは、ご自身の高い洞察力(発想といった方がいいのかな)と「人」を分け隔てしない接し方。それと、そんな「人」と接して得た情報の吸収力。
普通の人間はちょっと偉くなると、下っ端の意見なんて耳に入らなくなるもんです。
お二人とも面識はないので想像の範囲を超えませんが、そんな気がする。
2010年09月26日
感心至極!
イチローの10年連続200安打のニュースのあと、さまざまなソースでインタビュー記事が出てきた。
上の言葉は、あるコラムに掲載されていたイチローの言葉。
想像以上のストレスを感じていたようだ。
感心至極!
でも、昨日だったかの新聞に出ていたピートローズの談話には感心できない。
なんか話し変わってるし・・・。
2010年09月25日
運動会
ここ数年、なんとなく天候に恵まれない運動会が続いていたけど、
今年はバッチリ と 。
時折涼しく、時折暑く、のいい感じの天気でした。
子供たちの成績もバッチリ・・・?
なぁに、参加して一生懸命がんばることに意義がある。
それが運動会。
そして、終わって帰宅した後のこのけだるさ。
これが、私たち親にとっての運動会。
しかし、何もしてないのにホントに疲れるなぁ。
心地いい疲れだけどね。
2010年09月24日
10年連続200本安打
連続200本安打では新記録。
通算の200本安打の回数ではピートローズに並んでタイ記録になった。
11度目の200本安打も完全に射程に捕らえたことになる。
安打数でも先日日米通算3500本を超えた。
日米通算記録だからアメリカでの評価は高くないけど・・・。
イチローには、その安打に価値がないというピートローズの発言があったり、
チームプレーが出来ないとか、利己主義すぎるとか、いろんな反論もある。
そんな反論も、見方によっては正論だと思うし、反対にやっかみから出た発言ともとれる。
いずれにせよいろんな期待や批判が耳に入っているだろうから、ストレスも相当だと思うし、記録への重圧もだんだん増してくるだろう。
だからこそ、本当に彼の精神力には感心させられる。
これだけ結果を残している選手が慢心することなく、常に同じ準備をして試合に臨み、結果を出す。
そんなストレスや重圧の中でやるべきことを着々とこなし、結果を残し続けているのである。
無謀だが、同じような状況を自分の生きてる世界に置き換えて設定し、私が同じようなストレスや重圧に立ち向かっている姿を想像してみた。
凡人である私には理解するのがやっとで、その先には何も見えなかった・・・。
2010年09月23日
伊礼智の住宅設計作法
今の私にとっては、肩肘を張らずに気軽に、そして楽しく読めるにもかかわらず、いろんなことを再認識させてくれる好著でした。
当分はすぐ手の届くところに置いて、時々パラパラとめくっては、ちょこちょこと ‘読み増し’ することになるだろうと思います。

伊礼智の住宅設計作法―小さな家で豊かに暮らす
内容とは関係がないのですが、「はじめに」 に書かれていた
「建築家にありがちな自分をベールに包んだスタンス、考えすぎるあまり難解な表現にいたることは僕には馴染みませんし(むしろ社会性のない悪文だと思っています)、・・・云々」
という言葉を読んで、まったくの同感で、心を捕まれたような思いでした。そう思っていてもこれだけはっきりと書いてくれる方は、なかなかいないと思います。
2010年09月22日
虎屋京都店
すごく時間がゆっくりと流れていた。
全体の落ち着いた色調に庭の芝の緑が眩しかった。
全面ガラスで前庭や庭と視覚的には繋がっているのだが、
ガラスの閉塞感からくる隔離された感じが、今年の暑さには有難かった。
中間期にはテラスとの一体感が天井ルーバーによって強調され、
また別の意味で気持ちのいい空間になるのだろう。





ただ、テラスへ出る木建と、
テラス外側の木建の位置とそこに嵌っていた型ガラス少し違和感を感じました。
(庭側の簾戸には違和感なし。位置は・・・。)
細かいことは別にして、全体的には本当に気持ちが良かったです。
しかし、写真が下手。
いい写真がほとんどない・・・
設計:内藤廣建築設計事務所
住所:京都市上京区一条通烏丸西入
竣工:2009年
2010年09月21日
不安
今回は、
前回の血液検査で数値が高かったこと。
断続的に続く咳。
知人の知人の再発の話を聞いたこと。
同じ病気でなくなった知人が一昨日の夢に出てきたこと。
・・・など、不安な要素が満載だったけど、血液検査を除いてクリア。
血液検査については以前から「体質的なものかな?」という疑問符をつけられているのですが、今回も横ばいだからこのまま様子を見ましょう・・・ということになりました。
とにかく良かった
と本人談。
大事な人の話なのですが、
基本的に3ヶ月、時に1ヶ月毎にやって来るこの日は、本人の不安も相当なのでしょうが、近しい人間1号としても、結果の報告が来るまでは大変落ち着かない日となります。
いくら「すべてを受け入れ、流れのままに・・・」と思っていても、まだまだ悟りの境地には程遠いただの凡人ですから、かなり気分の重い日になります。
とにかくホッとした
というのがこの日の度に感じる私の正直な感想です。
2010年09月20日
お墓参り
最近は亡くなってすぐに永大供養にし、お墓を建てない人が増えているらしい。
それはそれで合理的な考え方なんでしょうが、
お墓参りという習慣のなかで先祖への感謝の気持ちを子供たちにも伝えることになるし、
またわれわれの気持ちのリセットにもなっていいと思うのですが・・・。
2010年09月19日
ショートケーキ住宅
なぜハウスメーカーの住宅には寄棟が多いのでしょうか?
○表情がうそ臭いサイデイング。
メンテナンスフリーという謳い文句に惹かれるのもわからないではないですが、
特に最近のメーカー住宅の外観は、みんなサイディング。
どうも安っぽくて、うそ臭い。
○奥行きが苦しい玄関ポーチと、大きさの足りない玄関庇。
家に入る時に外開きの玄関扉を引くと、
一段下りないと開けられないような玄関ポーチ。
玄関ポーチの寸足らずに合わせて寸足らずな玄関庇。
そんな信じられない光景が以外に多いのに驚かされます。
○奥行き一間程の使えない庭と奥行き半間程の使えないベランダ。
住宅内の間取りが優先して、敷地との関係が全く考えられていません。
間取りというのは文字通り「間」を「取る」こと。
敷地と建物の関係も重要な「間」だと思います。
○いつも電気が点いてる一階リビング。
○いつもレースのカーテンが閉まったままの一階リビング。
○レースのカーテンは閉まってるけど、夜になると道路から丸見えの一階リビング。
狭小敷地、密集地など、悪条件下での住宅が増えていることは確かですが、
採光や通風などプランニングである程度解消できることはたくさんあります。
○無意味に高い天井。
コスト削減のため、天井下地を一気に同じ高さで作っているのかもしれませんが、
芯々1メートルの廊下や便所と10数帖もあるリビングが同じ天井高。
天井ばかり高い便所や廊下は、壁の圧迫感がすごいです。
○真っ白なクロス。
マンションも同じですが、とにかく壁も天井も真っ白です。
じゅらく壁、杉板の天井の中で育った私は、
自分のマンションの壁と天井が最初はまぶしくて仕方ありませんでした。
自然のものに真っ白なものは少ないです。
壁や天井は真っ白にしておくのが無難・・・
という間違った考えは正すべきだと思います。
○竣工後すぐに建てられるカーポート屋根。
カーポートも建築面積に算入されます。
建屋内で建築面積を目一杯使いたいため、
カーポートの屋根は竣工後に建てるのが一般的です。
でも、それも立派な違反建築ですし、デザインはめちゃめちゃになります。
建築基準法や行政の問題が大きいのですが、
そろそろ何らかの策が必要なんじゃないかと思います。
かつて、石山修武氏が批判したショートケーキ住宅。それとは少し捉え方が違うかもしれませんが、私が感じる現在の特徴です。
カーポートや白い壁には見慣れてきた感がありますが、そんな住宅を見かけるとなんだか悲しくなってしまいます。
少しの気配り、一歩踏み込んだ考察で解消できることは少なくないはず。
それでも、大きなバックボーンが生み出す幻想に目を眩まされてメーカー住宅は売れる。
メーカー住宅のすべてが悪いとは言いませんが、
少しだけ興味を持って、いろいろ見るだけで、もっと冷静な判断が出来るようになるのに・・・。
早朝、散歩をしていてそんなことを感じた。