2013年12月18日

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編

先日、京都府古民家再生協会の北部例会に参加するため、京都府北部に行きました。

例会の前の時間を利用して、ちりめん街道の「旧尾藤邸」を見学。
でもこの建物、想像をはるかに超えたすごい建物でした。

ということで、今日は写真メインでお送りしますが、まずはその歴史。

加悦のちりめん街道は、江戸時代から明治・大正・昭和初期にかけて、ちりめん産業により町を近代化した建物が集まっている町並み保存地区で、丹後ちりめんの産地だけではなく、丹後と京都を結ぶ物流の拠点としても栄えました。

加悦の尾藤家は江戸時代以来大庄屋などを務め、江戸後期以降、代々生糸ちりめん問屋を営みました。現在の旧尾藤家住宅は街道筋の中心に位置する建物で、江戸末期の文久3年(1863年)3月に着工し、2年後の慶応元年(1865年)6月に完成しました。

その後、明治大正期には蔵や座敷などの増築を積極的に行い、昭和3年には加悦町長を務めていた11代尾藤庄蔵がその離れに丹後には珍しい洋館を建築しました。このように、旧尾藤家住宅は和と洋が融合した建物として京都府指定有形文化財に指定され、平成16年10月に一年間の保存修理事業を経て一般に公開されています。


何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
外観

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
ダイドコ

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
ダイドコから居間、奥座敷をみる

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
座敷


この辺りですでにおなか一杯でしたが、まだまだ続きます。

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
内蔵

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
2階より南側遠景

何度か見ないと無理~旧尾藤家 建築編
2階より北側遠景

電柱が見えなければ、昭和初期と変わらぬ景色を望むことができる。
特にびっくりするような景色が見える訳ではないので、気が付かなければ素通りしてしまいそうなことなんですが、それって本当はすごいことなんですよ。

ということで、今日は時間切れ。明日へ続きます。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:33│Comments(0)京都の建築と雑記帳
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