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2012年04月30日

モクサンマチヤ構造見学会

モクサンマチヤの構造見学会に行ってきました。
モクサンマチヤとは、木造3階建の町家のことです。

暑いぐらいのすごくいい天気でしたが、
モクサンマチヤの2階と3階には、心地いい風が通り抜けていました。






誤解はないと思いますが念のためはっきりさせておくと、私が設計したわけではありません。
設計は円満字建築事務所
施工は、まごころ建築屋さん(有)comfort life です。

お二方には(社)京都府古民家再生協会で大変お世話になっています。
いつもありがとうございます。
そしてこの建物はグリーン建築の京都府第一号でもあります。
(グリーン建築については ↓ のリンク先に説明があります。)

中庭と階段部分を介して手前と奥がスキップフロアになっていて、とても楽しそうな空間です。3枚目の写真が中庭(坪庭)の見下げ写真ですが、この中庭(坪庭)が、空間的にも機能的にも非常に効いています。中庭越しに他の部屋が見える楽しさ、いろんなレベルの部屋がある楽しさ、そんな楽しさが満載です。
古材もしっかり入っていますが、やっぱり存在感が違いますね。

この骨組みからどう変貌するのか、完成見学会がとても楽しみです。

今日が上棟式で、最近ではやらなくなった「餅まき」が行われていました。
近所の子供さんも参加して大盛り上がり!
私も上棟式での餅まきは初めて見ましたが、建築工事での式典がだんだん縮小傾向にある中にあって、改めてその大切さ感じました。いろんなことを合理的にして排除するばかりでなく、残していくことの大切さを再認識したように思います。

また、上棟式で関連業者の方にひと言ずつ挨拶してもらって、クライアントとの面識や業者間の面識を形成する機会にしていました。これは、今後内装工事をはじめ各種工事が同時に進行していく上で業者にとっても大切なことですし、なによりクライアントが工事に入る人(会社)を前もって知ることが出来るすごくいいやり方だな…と感じました。すばらしい。

クライアントをはじめとする関係者の皆様、このような機会を与えてくださり本当にありがとうございました。とても勉強になりました。感謝いたします。

構造見学会は今日も行われます。今日はセミナーもあるようです。
詳しくは、
http://ameblo.jp/comfortlife/entry-11236011158.html
または ↓ 。上記のグリーン建築についても ↓ に説明があります。
http://ameblo.jp/comfortlife/image-11236011158-11941508970.html



現場が広隆寺の近くだったので、(ついでといってはナンですが、)
弥勒菩薩様に正しい道へとお導き戴くようお願いしてきました。

「弥勒菩薩半跏思惟像」の写真は無理ですが、
非常に均整の取れた美しいプロポーションの広隆寺の写真は明日にでもupします。

嵐電に乗って帰ってきました。







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タグ :建築京都


Posted by アーキスタジオ 哲 at 23:45Comments(4)

2012年04月29日

京都文化博物館(別館)



日本銀行の京都支店として辰野金吾とその弟子である長野宇平治の設計により1906年(明治39年)に建築されたいわゆる辰野式。今は京都文化博物館の別館となっています。国の重要文化財です。




並びに建つ中京郵便局とともに、赤レンガが街並みに映えています。

京都をぶらぶらしていると、大阪や神戸と比べて、町家・面格子と赤レンガが多いような気がします。町家と面格子は京都というイメージと一致するところですが、赤レンガというのはイメージと違うな・・・と昔は思っていました。戦時中の空襲の被害が比較的小さかったことが影響しているのかな?などと考えたりもしましたが、赤レンガが多いというのも私個人の感想であり、ちゃんと比較した訳ではありません。いい加減な話です。

この赤レンガ。藤森輝信氏の「建築史的モンダイ」によると、日本人は明治の洋館といえば赤レンガをイメージするが、明治の西洋館に赤レンガが多いのは、当時近代化の参考にしたイギリスやドイツがたまたま赤レンガブームだったからだそうです。実際欧米では、赤レンガの表面に漆喰を塗って石の代用として使われたことの方が多く、参考にしたのがフランスやイタリアなら、白い壁になっていたかも…と。
そうなっていれば、日本の街並みの色合いがすこし違ったものになっていたかもしれません。


建築史的モンダイ (ちくま新書)

京都文化博物館の館内には、江戸時代末期の京の町家の表構えを復元した「ろうじ店舗」があり、なかなか楽しいです。内部の写真は例によっていいのがなかったので、また今度いい写真を撮ってきたらupします。

 ↓ は本館の玄関部分。




京都文化博物館別館
住所:京都市中京区高倉通三条上る東片町623−1
設計:辰野金吾+長野宇平治
竣工:1906年
規模・構造:煉瓦造2階建





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 05:46Comments(0)京都の建築と雑記帳

2012年04月28日

消火栓の蓋(神戸)



神戸市の消火栓の蓋。

「神戸市」とか「KOBE」がなくても神戸ってわかりますよね。
GOODです。



こちらは空気弁の蓋。
幾何学模様がおもしろい・・・と思ったら、よく見ると「KOBE」がデフォルメされてる。
すばらしい。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 18:14Comments(2)マンホール

2012年04月28日

ダブルスキンというか・・・

外壁の外側にもうひとつの壁を立てて内外の視線を制御する…
そんな手法が増えてきた。




要するに、バルコニーの手摺壁が外壁化したということなんですが、この建物は、藤本壮介さんの「house-N」の開口の取り方に似ている。
でも、壁面に雨だれがつくのを防止するようなディテールは考えられているのでしょうか?
見えないけどしっかりと考えられているのなら尊敬に値しますが、そうでないなら数年後の外壁の汚れが心配です。
それとも、光触媒だから汚れ難いっていうことなのかな?




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:55Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年04月27日

鬼に訊け




先日、『鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言』 を見てきました。

ひとつひとつの言葉に重みを感じるし、仕事に対するブレのなさ、自信などは迫力すら感じました。映像にも不満はありません。
でも正直、以前テレビで見た特集番組と同じような物足りなさを感じました。

映像やナレーションに物足りなさを感じているわけではありません。
それ自体には不満はないけど何か物足りない。

この物足りなさは何なのか?

たぶん、約1時間半という時間なんじゃないかと思います。
本を読んで自分の頭に描いていた風景を勝手にこの映画に押し付け、その期待感が映画の時間枠によって断ち切られたことによる寂しさ…だったんだと思います。

ただ単に、その仕事ぶりを映像としてもっと見ていたいという、私のわがままなんだと思います。


第七芸術劇場:大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ6F




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:09Comments(0)独り言

2012年04月26日

薄暮の豊崎、茶屋町で見上げてみた。






もう少し暗くなるとビルが影だけになるか、完全に夜景になってしまう。

このぐらいの空の色が、
ビル達を一番きれいに映す時間帯なのかもしれません。

特に、毎日放送(一番上)なんか映えていますよね。


で、本日の最後。
これは見上げた訳ではないし、
折角きれいなビル達に登場してもらった後なんでちょっと気が引けますが、

これも同じ茶屋町なんでとりあえず…。
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NU茶屋町+の階段。



なんともコメントのしようがありません。

毎日放送:大阪市北区茶屋町17−1
阪急インターナショナル:大阪市北区茶屋町19-19
ESPエンタテイメント本館:大阪府大阪市北区豊崎3-21-7
ピアスタワー:大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー
NU茶屋町+:大阪市北区茶屋町8番26号





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:02Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年04月25日

大正製薬のビル 続編

以前、モノレールからの写真を紹介した大正製薬のビル
まだ工事中ですが、仮囲いの外から拝見。



側面には大胆なナナメのラインが・・・。
ファサードの雰囲気となかなり印象が違います。



ルーバーは切りっ放し。
ルーバーの影にメンテナンス用のキャットウォークが隠れてるようなので、
窓拭きも比較的安全。



このルーバーの伸び具合がシャープな感じを醸し出してるのかな。



こっち側は見慣れた方。
足元はどんな感じになるのかな?


近くで見ると全く印象の違う建物でした。
やっぱり建築は体験してみないとわからない。

この敷地、パナホームの千里中央ツインビルの隣で、
ずっと工事中だった敷地です。

隣のビルの名前が「千里中央ツインビル」だし、
擁壁などにツインビルと同じタイルが使われてたので、
パナホームのビルが建つと思ってました。

豊中市新千里西町1丁目
設計施工:竹中工務店





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:12Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年04月24日

ハイビスカスの色が・・・

先日ご紹介したハイビスカスですが、



写真を見ていてふと、「こんなに白かったかな?」と思った。
で、過去の写真を探してみた。

 ↓ が、その前に越冬中のリビングで咲いたときの写真。



 ↓ が去年、ちょっと気温が下がり始めてから花をつけた時の写真。



 ↓ でこれが一番最初。



時系列としては上から順に新しい写真です。

こうして並べてみると、
室内で咲いた花が一番白いし、
今回の花も中央部分の赤が明らかに退色してる。
また、花びらもなんとなくしっかりしてるように見える。

どうしてかな?

日照不足?
栄養不足?

今回の花はいわば、室内で栽培された「もやしっ子」。
これからどんどん日光を浴びてどう変わるのか、
ちょっと期待しています。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 05:26Comments(0)

2012年04月23日

塀のレリーフ



たしか「花かんざし」という旅館の塀です。
柄も「花」「かんざし」なので間違いないと思いますが、
場所を限定しようとGoogleのストリートビューで探してみましたが、
まだこの塀はありませんでした。
2009年10月の写真だったので、それ以降に立てたもののようです。

なかなかきれいなレリーフで、
今の季節にぴったり(ちょっと過ぎたかな?)です。

でも、花って季節感が強いから難しいですね。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:44Comments(0)京都の建築と雑記帳

2012年04月22日

あのラインは?



とあるショッピングセンターの吹抜け。
ガラス手摺の下の下がり壁に描かれたランダムな黒いラインは何を表現しているのでしょうか?

よく見ると、下がり壁だけならともかく、
ガラス手摺にまでうっすらとそのラインが伸びています。

結構手の込んだことをしているようです。

ただこれは、手が混んでる割に、
効果を感じない小細工だと思います。




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タグ :建築散策


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:14Comments(0)兵庫の建築と雑記帳