枝葉末節 › 2017年06月

2017年06月30日

そのまま使うこと

そのまま使うっていうのは、

なにも使いにくいままに使うことではありません。

使いにくいところは使いやすいように直せばいい。


ただ、特にデザイン的な部分になるのかもしれませんが、

中途半端に手を入れることの怖さっていうのがあります。


かえって変な空間になってしまうという緊張感だったり、

細部の納まりになるともっと不可思議なものになりかねない。

それを避けるための、そのまま使いましょう…という提案です。

機能性は、直せることは直せばいい。





でも、よく考えてみると、

そんなデザインっていっぱいあるんですよ。


逆のパターンだと、

コンクリート打ち放しのcafeとか、異人館のような洋館で、

着物を着た女性たちがコーヒーのんでる…とかね。


その着物は、もともとおばあさんやお母さんのものだったかもしれない。

それを仕立て直してきているとしたら…。


建築だって、古民家だって、同じ考え方が出来るはず。

それでまた、選択肢が増えます。

可能性が広がります。


使いにくいまま使う必要はない。

今の使いかたとして、使いやすくしたうえでそのまま使えるところは使う。


昨日、一昨日のブティックやcafeのケースは、

景観規制とかの条件からの発想なのかもしれませんが、

そのまま使うっていう考え方の方が、本来は自然なんだと思います。






アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 07:18Comments(0)独り言

2017年06月29日

タイミング

昨日のエルメスに続いて、

清水寺の近くに、畳で飲めるスタバがオープンするとか…。

たしか、明日だったかな?オープンは…。

あのあたりも昨日の空間に近い、錯覚に陥る場所の一つですけどね…。


で、昨日と今日の話、私にとっては、

和風の建物でも、意匠的にブティックやcafeは全く問題ないですよ

…っていうことが立証されていくような感覚です。


というのは、ちょっと後出しジャンケンみたいな話ですが、

実は私、15年くらい前に

和風の建物のままでのブティックやcafeの提案をしたことがあります。

蔵cafeが話題になる前に、蔵をcafeにする改装する案も提案してましたしね。



<蔵cafeの提案>


今回のブティックやcafeは、

景観規制の厳しい地域だから実現した話のように思います。

そして、世界的な有名店がそうすることで、市民権が得られてくる。


私の提案の場合、景観規制の厳しいところじゃなかったし、

既存の建物が結構傷んでいたので、

クライアントから「なんで?」っていう顔をされましたし、

有名なお店ではなかったので、

「みんなに認知してもらえない!」

…ということであえなく撃沈!

そんな過去が蘇ってきました。

あの時に、あそこにこんなお店がありますよ…って言えたら、

結果が変っていたかもしれません。

少々傷んでいたけど、いい建物だったんですけどね。


このブティックとか、このcafeが当時の私に依頼してきたら、

15年くらい前に、実現してたのにな…って。

そんな妄想をする訳ですが、

大丈夫、ちゃんとわかってます。

私の提案には何かが足りなかったということぐらい…。


それと、今だから実現し、話題になっているんですが、

15年前だったら、見向きもされなかったかもしれません。


要は、タイミング。

古民家を取り巻く環境がどんどん変わって来ているように、

環境が変わって、社会が変わったからこそ、

受け入れられたっていうことが世の中には沢山あります。


だから、ようやく時代が私の提案に追い付いてきた

…ということにしておいて下さい。m(_ _)m






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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)独り言

2017年06月28日

テーマパーク?

先日所用で訪れた祇園花見小路。

土曜日だったこともあって、

阪急河原町駅から、人、人、人、人、人、人。

歩道を埋め尽くす人、人、人、人、人、人の流れから外れることも出来ず、

のろのろ歩きのペースで、ようやく目的地に。


たどり着いたそこは、見える建物は和風建築、聞こえてくるのは外国語、

通りを歩く人は、似てはいるけどどこか日本人と違っていて、

海外にある日本のテーマパークに一人でいるような錯覚に…。


そして、見えてきたお店は



どこかで見たことがある ↑ こんな店。


いつもここに来ると、

無国籍な空間に迷い込んだような気分になり、

周りの人が何かのきっかけで日本人だとわかったり、

日本語が聞こえてくると、

なぜかホッとする、

そんな不可思議な空間となっています。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 07:47Comments(0)独り言

2017年06月24日

自然の中でのびのびと…2

お父さんがちょっと寂しくなった昨日の話でしたが、

先日古民家インスペクションでお伺いした古民家は、

リノベーションにより、育児や出産のための「育みの郷 産院施設」

として生まれ変わるそうです。




ロケーションが抜群のこの建物ですから、

その着想に納得させられました。


長い時間をかけて「ひと」との絆を深めてきた古民家で、

ゆったり流れる空気と豊かな緑と広い空に包まれ、

自然の中でのびのびと、

やさしくて強い子になりそうな気がします。


なんとなくワクワクする企画なので、個人的にも今後の展開に期待しています。





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2017年06月23日

自然の中でのびのびと…1

先日、古民家インスペクションでお伺した智頭町。

関西からのみならず、関東からの移住者も多いとか。
関東からも多いのは、当然東日本大震災の影響もあるようです。



もう一つは、森の幼稚園「まるたんぼう」の人気。
折角移住するなら、自然の中でのびのびと身体を心を育ててほしい…と願う親御さんが多いということでしょうか。

残念ながら、地方であるが故に、ITとか、クリエーターとか、デザイナーとかの通信を駆使すれば何とかなる仕事は別として、都会でサラリーマンをやって来たお父さん向けの仕事が少なく、家族全員が移住する…というには至らないケースも多いとか。

で、どうなるか?

仕方なく移住をあきらめる!

…とはならないで、

お父さんは一人で頑張って都会で稼いでくださいね。
…となる訳ですね。

お父さんのひとりとして、ちょっと寂しい気もしますが、
家族のためには仕方がない…という気持ちも理解できます。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 08:27Comments(0)独り言

2017年06月22日

選択肢が広がる…

今、何の問題もなく建ってるものを、
いざ利用しようとすると、
何かしらの壁にぶつかって、進めなくなって、
結局、解体した方が早い…という話になることがあります。

古民家に手を入れて住宅のまま使おうとしても、
同じような壁にぶつかって、
何とか残したいと思ったけど、やっぱり建て替えた方が安いし早いから…と、
解体されていくことも多いです。

そんな壁が、

越えやすい壁になるんじゃないか?
そして、もっといろんな可能性が広がるんじゃないか?

そんな期待感が膨らむ会議に参加させていただきました。



もう手が届きそうなところまで来ているように感じました。

古民家を取り巻く環境の変化が、速度を増しています。

流行りで終わらせないために、
これまで以上にやるべきことを確実に、
しっかりとやることが求められています。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:38Comments(0)古民家再生協会

2017年06月19日

鳥取県智頭町で古民家インスペクション

鳥取県智頭町で古民家インスペクション。

私の担当は伝統耐震診断。

スーパーはくとに乗って、



 ↑ こんな駅で乗り換えて、



 ↑ 一両列車でついた駅が、



 ↑ 駅?

階段を下りたところに、ホームがある無人駅です。

改札?

そんなもの必要ありません。

なんか、気分ものんびりしてきましたね。


ここから徒歩数分の目的地 ↓ 。



ロケーションは抜群です。

そして、

 ↓ 伝統耐震診断。




ちょっと手間取りましたがデータはとれました。

そして、またひとつ勉強させて戴きました。

データを解析した後、報告書を作成し、結果をお伝えすることになります。


帰りは、智頭町のレクチャーを受けながら、智頭駅まで送って戴きました。

お陰様で乗り換えなしで、新大阪迄一直線。

乗り換えの面倒もなく、時間的にも随分短縮できました。

大変助かりました。ありがとうございました。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 21:27Comments(0)古民家再生協会

2017年06月14日

お宅の耐震大丈夫ですか?

耐震が気になってるんです。

と、15年ほど前にお世話になったクライアントからのお問合せが…。


細かいことを言いだすとキリがないのですが、

新耐震以降だし、壁量も足りてる建物なのになぜ?と聞くと、


「お宅の耐震大丈夫ですか?」

…という飛込み営業が度々来るので段々不安になって来た…と。


ちゃんとご説明して、一応は納得してもらいましたけど、

何らかの「安心」の根拠をお届けする必要がありそうです。





安心の押し売りのために不安を煽る。

解せない話です。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 02:07Comments(0)建築独り言

2017年06月13日

時間軸

木、土、紙、布、草 ・ ・ ・ ・ ・ などは、

日本の建築を支えてきた自然の素材です。



それらが建築材料になった時、

「調質効果」と呼ばれる性能のあるものがほとんどです。



日本の建築は、

そんな材料で建てられることによって、

必然的に日本の気候風土に適応していましたし、



それらの建築材料自体も、

気候風土に合わせて進化してきた…という側面があります。

空間の快適性というのも、

素材の性能で左右される部分が多いような気がします。



しかし今の建築は新建材で包まれています。

新建材と呼ばれる建材には、そんな時間軸がありません。

目に見えない大きな差が、そういう視点なのかもしれません。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:54Comments(0)建築独り言

2017年06月10日

ご要望は?

お話を聞き始めて、

すぐにイメージを語りはじめる方、

なかなか出てこず、もう一度整理したいから…と持って帰られる方、

いろんな方とお話しさせていただきます。





…で、いただけるお答えはというと、

部屋数はいくつで、

リビングはこうで、

全体的には、こんな感じ…。

こんなお返事が多いんです。


わかりますけどね。

形にした方が具体的に考えやすいから。

でもね、ちょっと考えてみてください。

本来、どんな家なのかは、暮らし方で決まるはず。

頭の中には、そんな具体的なイメージよりも、

もっと曖昧な暮らし方のイメージがあるはずなんです。


その曖昧さを、

『こんな暮らしがしたいんです!』という風に表現してくれる方が、

もっと沢山いてもいいはずなんですけどね。


経験的に、そんな方からのご依頼の方が、

出来上がった時のお互いの満足度も高い気がします。


曖昧さが、思わぬお互いの想像力を引き出すのかもしれません。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 13:43Comments(0)建築独り言