枝葉末節 › 建築独り言

2017年04月27日

雨音

美山の茅葺の家にお邪魔しました。

2度目の訪問です。



茅葺屋根に飲み込まれる雨音。

田んぼから届くカエルの声。

ゆっくり流れる時間。

時間と空間が、

周辺の景色とともに形成された空気感の、

大きな包容力に包まれています。


晴れた日もいいけど、雨の日もいいな…と

久しぶりに雨音に聞き入ってしまいました。


でも、実はこの建物、古民家ではありません。


また来月お伺いします。

よろしくお願いいたします。



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Posted by アーキスタジオ 哲 at 02:00Comments(0)建築独り言

2017年03月07日

香川県で伝統耐震診断

過日、香川県に伝統耐震診断にお邪魔させていただきました。





またひとつ勉強させていただき、

帰りの道中にその余韻に浸っていると、

行きの車窓から見えたこんな景色が、



帰りは漆黒の闇に変っていました。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 11:17Comments(0)建築独り言古民家再生協会建築雑記帳

2016年12月29日

楽しい打合せ

新築にしろ、リフォームにしろ、

打合せが楽しくなければいい家なんてできません。

核心を突き、本音をぶつけ合いながらも笑いを交え、

ひとつひとつの思いを形にしていく。

そんな打合せの末に見えるものが、満足して戴けるもの…であるはず。





必要以上に気を使う必要はありません。

希望はすべて出し切りましょう。

でもそれは全部言うとおりになる…ということではありません。

とりあえず出し切って、全体のバランスを考えながら、

出来るかできなか、やるかやらないかを精査しましょう。


私たちの考えと皆さんの考えをぶつけ合って、より良い答えを導き出しましょう。

そしてお互いに満足のいくものを作り上げましょう。


お互いがお互いをリスペクトする気持ちがなければ成り立たない話ですけどね。






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Posted by アーキスタジオ 哲 at 08:25Comments(0)建築独り言

2016年12月28日

形と考え方

形が決まる上では、その基本になった考え方があります。

その考えがあったから、その形になった…といってもいいかもしれません。


それは、はっきりと形が先に立つ場合もあれば、

部分の集合体が、その形を形成することもあります。


この根本的な考えは、それが現実化していくなかでいろんな外圧にさらされ、

徐々にその意味を失っていくことが多々あります。

そして、ある点より希薄になると、一気にすべての意味を失ってしまいます。





では、意味を失った形はどうなるのか?

当初の意味は失ったとしても、実際のものとして造り上げることは出来ます。

出来るのですが、

意味を失った形は、意味の失う前のものとは似て非なるもので、別物なんです。


これは考え方の話なので、意味を失う前と失ったあとの形が全く同じだとしても、

そのプロセスの違いで、

それぞれが全く別のものになってしまう可能性があるということです。


でもこれは、根本にある考えをもとに形を作り上げた人が口に出さなければ、

当人にしか分からない話だと思います。


一方、外圧の中で当初の意味は失ってしまいますが、

突如として新たな別の意味を持ち始めることもあります。


これもまた、当初の考え方と同様、当人にしかわからない話です。


言葉で書くとなんか哲学っぽく、ややこしい話になっちゃいましたけど、

そんなに難しい話ではないはずなんですけどね。


わかり易く説明出来ないということは、私もよくわかってないのかもしれません。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 00:53Comments(0)建築独り言

2016年12月26日

部分…

部分ってどれだけの意味を持つのだろう?

そんなことを考えることがあります。


時代は既に量から質の時代、

部分を軽視しては全体が成り立たない。

でもね、全体がないと部分ってその存在すら与えられないんですよね。


全体は部分の集合体、部分は全体の構成要素。

どちらかが欠けても成り立ちません。

今の時代、部分はそれほど重要な意味になっています。





そんな当たり前のことさえ見失うほど世の中は情報にあふれ、

知らず知らずのうちにそれに惑わされています。


私の場合、そんな時はまず原点回帰。

ゼロから改めて考えを組み立て直します。

それが有効なこともあれば、全く無駄なこともあるけれど、

見失ったまま進むよりは、

今、必要な情報かどうかが見えてくるような気がします。


全てはバランス。

バランスが崩れた状態のままでは、次の何歩かはごまかせても、

次のステージまでは進めません。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 00:17Comments(0)建築独り言

2016年11月29日

陰影礼賛

前々回の続きのようになりますが、



やっぱり、土壁や畳や紙に写る光と影って優しい。



そして、美しい。



気持がバタバタしている時には気付かないけれど、

こんな陰影に、「ただなんとなく」視線を投げかけている瞬間が、

より心を落ち着けてくれるような気がします。


陰影礼賛。





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和風・古民家再生を中心に…。
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 23:39Comments(0)建築独り言古民家

2016年11月27日

古民家動的耐震診断

昨日、高槻市の築290年の古民家にて、



動的耐震診断の実技講習が行われたので参加しました。



残すべき、すばらしい古民家でした。

TV取材も来ていました。

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 10:39Comments(0)建築独り言古民家建築雑記帳

2016年11月23日

明るい壁

以前、新築マンションの完了検査に立ち会ってください…という依頼で伺ったお宅で、
その真新しくて真っ白なクロスに目がくらむような眩しさを感じたことがあります。
この光がとても攻撃的な眩しさで、正直不快でした。

同じ真っ白でも漆喰の塗りたての壁では、
まぶしさを感じることはあっても、そんな攻撃的な眩しさを感じたことはありません。

また、古民家などの日本の伝統的な家屋に使われてきた壁の色を見てみると、
結構濃い色が付いていて壁の反射光がまぶしいと感じることはほとんどありません。

そんなこともあって、真っ白な壁…というのは、結構特殊な部類に入るんじゃないかな?
…と、常々思っている次第です。



それなのに、マンションや建売住宅で広く使われる量産クロスには、
張ってしまえばほとんど白にしか見えなようなバリエーションしかありません。
質感も多少のエンボスの違い位で、張ってしまうとほとんどその差はわからない。
だから真っ白で無表情に見えることが多いんですが、この影響なのか、
いつしか「白」が当たり前のように考えられている現実があります。

打合せをしていても、明るい方がいいから「とりあえず白で…」、
「壁は白でいいよ」、「白が無難でしょ」、「白なら何でも合うでしょ」
…という意見を必ず聞きます。
他の色を選ぶときにはすごく慎重なのに、
白となると途端にみなさん無頓着になるのも面白い傾向です。
本当は、白にもいろいろあるんですけどね。

和洋を問わず、自然素材でまっ白な建築材料というのは限られています。
それらの材料は白いということの他に、
その材料にしかない質感が色とともに絶妙な存在感となっているはずです。
だからこそいい味になっているんです。
白だからという理由だけで選ばれ、使われている訳ではありません。

ところで、壁って明るい色の方がいいのでしょうか?

個人的には、土壁の落ち着いた色合いと柔らかい反射光の方が好みです。




「とりあえず白」と言い切る前に、
この選択が正しいのかどうか、もう一度考えてみませんか?



  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 00:41Comments(0)建築独り言

2016年11月20日

一歩進みました。

一歩進みました。



 ↑ のパースは当初のパース。

このパースから一旦ガラッと変わって、その後かなり戻ってきました。

あ、プランが変わって、形も変わったから、考えかたの話ですよ。


少し遠回りになりましたけど、この遠回りが大事なんです。

だから、時間がかかるんですよね。


最初はこのパースを見て、イメージとはかけ離れてると思ったらしい…です。


おかしいな。聞いたイメージをちゃんと頭に描いて考えたのにな…?


でも改めて、今度は写真を見せてもらったら、

「最初の案は似てますよね?」

「あ、ほんとだ」って。


説明の仕方、パースの表現、まだまだ勉強不足のようです。


「和」か「洋」かという括りだけで話すは好きではないけれど、

敢えて言うと、こう見えて結構和風です。

面白いものになりますよ。


あ、これ 食堂 兼 住宅 です。


  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 00:06Comments(0)建築独り言

2016年11月13日

静かな時間が流れていた。

住人はおばあさん一人。


長年住み続けてきた家を直すことになった時に浮かべていたうれしそうな顔と、

目にうっすらと光ったものが思い出される。


その古民家の改修工事の現場をのぞく。

主には傷んだ箇所の修理と、湿気を床下に呼び込まないための対策工事。


中をのぞくと、大工さんが一人、



黙々と柱の根継ぎの加工をしていた。


現場が、



廻りの風景と同調しているような気がした。


一通り確認が終わり帰り支度を始めると、

突然の予期せぬ来訪者に挨拶を交わしたあとは、

我関せず…とばかりに、

ご自分のやるべきことを一つ一つこなしていたおばあさんが、

曲がった腰を伸ばし、笑顔で見送りに出てくれました。



静かでとても心地いい時間の流れを感じました。



  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 12:12Comments(0)建築独り言京都の建築と雑記帳現場ひとりごと