2012年09月30日

300年前の建築~文化財の保存修理現場を見学。

兵庫県福崎町にある大庄屋「三木家住宅」。
一番古い部分は300年前の建築です。
その保存修理工事中の現場を見学させていただきました。







文化財級の建物の保存修理工事には民間では考えられない時間と労力が必要です。最初に現地を調査に入ってから、調査、協議、申請などを経て、調査しながらの解体でここまで約10年。まだ最低数年はかかるそうです。

300年前の建物で、ここでスケルトン状態にして保存修理工事をすることによって、更に200年以上持つ建物になります。従って、安易な新建材の使用が建築の寿命を縮めてしまう可能性があるので、それを考慮に入れた材料の選択が重要だとか。他にもいろんなお話をお聞きしましたが、建築という括りのなかでは同じなのに、時間の流れ・調査方法・工事の進め方・材料の選択など、どれをとっても軽いカルチャーショック状態。でも、とても新鮮で刺激的な話でした。

こういう考え方をそのまま現代の建築に転用する事は出来ませんが、本来あるべき姿として、こっちの考え方のほうが健全なのかもしれません。そんな風に感じました。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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2012年09月29日

大阪モノレール「チキンラーメン号」と「阪急電車号」

私のように普段利用していると麻痺してるんですが、先日知人と話をしていてその派手さを知らない人も多いと言うことだったので、今日は大阪モノレールの車体広告のご紹介。

 ↓ が元々の普通に地味なモノレールの基本形です。



それが、こんな風になります。



「チキンラーメン号」 ↑ 。
対向電車からすれ違いざまに撮影しました。

こっちは、



「阪急電車号」 ↑ 。
手摺と反射でわかり難いですが、まるで阪急電車です。
でも、モノレールです。

4両編成のモノレールが全車両その車体広告となります。
だから、チキンラーメンは全部チキンラーメン。阪急電車は全部阪急電車です。
ある意味壮観です。

 ↓ が基本の黄色ラインバージョン。

 

 ↓ が基本の青一色バーション。



基本バージョンに種類があるのも写真を撮り始めて気がついたことですが、まだまだいろんな派手派手な車体広告がありますのでまた追々。

でも、電車の車体の写真を撮るのって難しいですね。
鉄道ファンではないので慣れてないし、
なかなかいい角度でのいい写真が撮れません。(T_T)
私の場合、写真を撮るためにホームにいる訳ではありませんから、ある意味当たり前の話ですけどね。




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2012年09月28日

今日は三都の小ネタ3連発。

京都、大阪、神戸、言わずと知れた関西の三都です。
今日は、三都の小ネタ3連発です。

まずは、京都。



郊外の鄙びたいい感じだ!…と思ったら、街中も街中、烏丸三条の南東、六角堂のすぐ東側に建つ料理旅館でした。
これは、大阪や神戸の都心部では考えられないな。あるかもしれないけど…。

次は、神戸。



これは有名か。
なんの変哲もない歩道橋だけど、神戸市のマークがデザインされてる。
なかなかいいね。マークがよかったんだろうね。
みおつくしのマークでは様にならないもんね。

そして大阪。



尊敬する某巨匠の玄関キャノピーです。
今で言えば、「氷結」の缶みたいなおもしろい形のキャノピーです。
軽快でとてもおもしろいです。
ただこのキャノピー、本体のすっきりした雰囲気とはどうも異質な感じがして仕方ありません。
私の個人的な感想ですけどね。




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2012年09月27日

そら豆のテニスドーム~「BEANSDOME」

先日の実大実験のときに連れて行っていただいた"BEANS DOME"!
そして、昨日に引き続き遠藤秀平さんです。

施設が大きいので、良い具合に写真に納まりませんでした。
一人じゃなかったから、遠くまで引くことも出来なかったし、逆光もあったので…と、出足から軽く言い訳。





変わった形に変わった仕上げ、 ↑ こんな明り採りがあったりして、
外観は、なんじゃこりゃ!という感じでした。



これが正面エントランス。



入口には、「BOURBON BEANSDOME」の文字。(見えますか?)



床にはこんなタイルが貼ってあったので、テニスドームであることは想像がつきましたが…。



中に入ると、また驚き!テニスコートが掘り込んである。
西武球場もこんな感じに野球場が掘り込んであるけど、知らずに見るとびっくりするなぁ。



更に、屋根を支える立体トラスがうねり(うねった立体トラスってきれいだ)、



中の便所とか、ベンダーコーナーとか、休憩所とか、カフェとかの屋根となるコンクリートが地面からうねりながら生えてきているので、「すごい!」という感想の次に襲ってきたのは、この建物は手書きでは図面が描けないなぁ…などというくだらない感想でした。

水平と垂直が乏しい空間の中にいきなり飛び込んでしまったので戸惑いが隠せず、少し冷静になろうと外に出ると、



正面入口の脇にこんな公衆便所があって、これは大阪城にある ↓ の建物にそっくりだ…と頭が働いた瞬間に、ようやく現実に戻って来れたような気がしました。

P1050089_R.jpg

この建物を見て、これは遠藤秀平さんの設計かな?と思っていたら、その場で新堂さんが調べてくれて、やっぱりそうでした。
便利な時代です。



便所はまさしく遠藤さん。
いやいや、「これでもかっ!」っていう感じの建物でした。すばらしい。

鶴谷さん、連れて行ってくれて有り難うございました。

あっそうそう、帰って再度調べて見たら、平面形状も「そら豆」でした。
名前が先か、形が先かはわかりませんが…。

Slowtecture 三木 兵庫県立三木総合防災公園ビーンズドーム
所在地:三木市志染町窟屋本谷1284-1
設計:遠藤秀平建築研究所
施工:鹿島・安藤・アイサワ・丸正・平尾JV
竣工:2007年
構造・階数:S造・RC造、1階建





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2012年09月26日

UFOが飛び立ちそうだ~オーラッシュ豊中

この建物、UFOかどら焼きか…?

どら焼きならどら焼きの、UFOならUFOの話の展開がありますが、
どら焼きっていうのは即物的すぎてあまりに夢がないので、UFOと言うことで話を進めることにします。

ここは、輸入中古車のショールームです。2階の展示スペースの床となっている円盤と、その庇となっている円盤の軸がずれていて、かつ上下をつなぐ部材の傾きがそのずれを増幅して見せているので、躍動感を感じます。

見方によっては、飛び立つUFOが基地を離れた瞬間のようにも見えます。



とにかく円盤ばかりに眼が行くので、全体像が把握し難い建物で、円盤の奥の軸になってる部分がどうなってるのかさっぱりわかりません。(本当はじっくりと奥の方を覗き込んだことがないんだけどね。)



この天井というか、円盤の底には何が張ってあるのかな?
なんか継接ぎだらけに見えます。ポンコツUFOのようです。

こっちの表側だけを見ていると、この設計者の名前はなかなか浮かびませんが、あの塔屋部分のコルゲートパイプを見ると、もしかして…と思いますよね。

そう、遠藤秀平さんです。



裏側はこんなの。コルゲートパイプを使ったデザインが良く見えて、ある意味こっちの方が "らしい" のかもしれませんが、非常に直線的で、同じ建物とは思えません。

もうUFOが飛び立ったあとのようです。

Rooftecture O-T(オーラッシュ豊中) 
所在地:豊中市少路2-10-8
設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所
構造・階数:鉄骨造2階建




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2012年09月25日

機銃掃射の弾痕の残る塀~旧開明尋常小学校

阪神尼崎駅からまっすぐ南に下ったところにある開明小学校。
以前、本興寺を見に行ったときに一緒に写真を撮ってきました。

この学校は元々は室戸台風の災害復興事業として建てられたそうです。
今は学校としての役目を終え、市役所の別館として使われています。



正面のエントランス。
この部分には戦後増築した建物がくっついていたらしいですが、リニューアルの際に撤去され、元の姿に復元されたそうです。



中に入ると、木造階段がギシギシと迎えてくれて、すごくいい感じでした。
私が通っていた小学校には当時まだ木造校舎が残されていて、4年生の一年間(だったかな?)を木造校舎で過ごしました。そんな経験があるので、なんか懐かしい感じがしました。
音をたてないように…とチャレンジしてみましたが、一歩目からギ、ギ、ギ…と。
無理でした。



裏側は船の艦橋をイメージしたかのような外観です。

船の艦橋をイメージした建物は、この1930年前後に多いようです。
例えば、大阪朝日ビル(1931年竣工)。

1930年と言えば昭和5年。
あっ、この間 円満字さん に教えてもらった昭和5年だ。(こっちの話です。)



丸窓のこんな格子もしゃれてます。



校庭は公園になっています。丁度昼時だったので、サラリーマンも含めて、何人かが弁当を拡げて食べていました。

建てられた当時とは用途は異なっていますが、安易に解体せずに使っているところを好ましく感じました。



で、コレが機銃掃射の弾痕が残る塀。
開明小学校の塀です。
塀の向こうが校庭、その向こうに ↑ の元校舎があります。
意識しないと通り過ぎてしまいそうですが、そういう眼で見ると、結構生々しい傷跡でした。

機銃掃射から必死で逃げた…という話は死んだ父親からよく聞いた話ですが、これを見ると、それが如何に怖いものだったかが実感として伝わってくるようでした。


尼崎市役所開明庁舎(旧開明尋常小学校)
所在地:尼崎市開明2-1-1
設計者:尼崎市営繕課
構造・階数:鉄筋コンクリート造3階建
竣工:昭和12年





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2012年09月24日

不思議なアンバランス

文字通り、不思議。



エントランス付近の白い壁。
今風の抽象化したい…っていう白の使い方なのかな?
窓もなく、壁厚に近い厚みの閉鎖的な扉があるけど、それは開いている。

その上を見ると、特にびっくりするようなこともない水平連窓があって、
窓と窓の間の壁が、グレーっぽい施釉のモザイクタイル。
これもある意味何の変哲もない。

そして側壁、モルタルの鏝押さえ?
しかも、結構邑が…。
この日って雨のあとだったのかな?

それぞれは特にびっくりするようなことではないのですが、
このそれぞれの要素が頭の中で結びつかない。整理できない。

側の壁は作業途中にさえ見えるが、それにしては足場がないし。

モザイクタイルはなんとなくレトロっぽい。

逆にモダンな白い壁は全体の雰囲気から見ると確実に浮いてるし…。

それが狙いなのかな?

見れば見るほど不思議な雰囲気が漂っています。




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2012年09月23日

壁に突き刺さる瓦

「壁に突き刺さる」という表現は、あまりにストレートで正しくないかもしれないけど、普通は下地材の上に載っている瓦がここでは、



壁に突き刺さっています。

郵便受けの雨避けとか ↓ 、




部分的な小技で使ってるのは見たことがあるけど、
これ程の巾で、突き刺さった瓦の庇は始めて見ました。

ここは比較的綺麗に納まってるけど、コンクリート打ち放し仕上げのところではなくて、下の郵便受けの写真のように、吹付けかなんかで粗が隠せる場所でやった方が、もっときれいに納まったでしょうね。
たぶん、そんな事は承知の上でチャレンジしたんだと思いますが…。

あと、瓦が割れたときのこともちょっと気がかりです。




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2012年09月22日

長く見てると目がおかしくなる格子

この格子、



吸い込まれそうだし、突き刺さりそうで、長く見てると目がおかしくなってくる。

そうでもない?
そんな人は、もっと見つめてください。
寄り目になるぐらい・・・。

ダメ?
もう目が慣れちゃったかな?

長く見てると目がおかしくなってくる…って私は思いましたけど、
人によってはそれほどでもないみたいです。

<結論>
人っていろいろ!




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2012年09月21日

ヒートアイランド対策実験中…~大阪木材会館

2年ぐらい前かな、ヒートアイランド対策の実証実験で外壁を木化をするってニュースになっていたと思います。



それがこの大阪木材会館。

その後の実験の経過は私の耳に入っていませんので、継続中なのかもう必要なデータが揃って実験を終了したのかはわかりませんが、木材でダブルスキンの外側の皮を作ってる訳だから少なからず効果を発揮することと思います。
あと、屋上の対策と、このビルは関係ないけど、建物が西日を受ける場合にはそっちの対策も重要になりますね。

木パネルは屋外での使用になるので、寸法安定性・耐久性に優れた 熱処理木材 というのを使っているそうです。 




木パネルの種類が色々なのは、デザインなのか、パネルのデザインによる効果の差を見るためのものなのかはわかりませんが、なんともコメントしづらいデザインです。
ルーバー状の物やよろい張りみたいなものもあるので、離れてみたときには立体的には見えますけどね。

大阪木材会館
所在地:阪市西区新町3丁目6-9





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