2012年06月24日

環境配慮型のダブルスキン

線路沿いをブラブラ歩いていて発見。
タチカワブラインドのビルです。
でも、ビルを発見したわけではありません。

環境配慮型のダブルスキン
何を発見したかというと、

環境配慮型のダブルスキン
 ↑ これ!
わかり難い?

環境配慮型のダブルスキン
 ↑ じゃあ、コレ!!
もっと、わかり難い?

だったら、拡大して、
環境配慮型のダブルスキン
 ↑ これ!!!

そうそう、ガラスのカーテンウォールの下端に開いた窓。

このカーテンウォールはガラスのダブルスキンになっていて、直射日光を中に見えるブラインドで止め、温まった二枚ガラスの間の空気を上から抜く為の給気窓が下端で開けてあるようです。だから、当然上も開いてるはず。空気が温まってるから上昇気流となって、上下を開けるだけで勝手に空気が流れてくれます。

夏場は空気を通して熱抜きし、冬場は空気を止めて集熱するという仕組みです。

環境配慮型のダブルスキン

こっちから見たガラスの厚みが空気層の厚みなんでしょうね。

タチカワブラインドのホームページに少しだけ紹介してありました。
「省エネルギー効果を追求した環境配慮型ビルで、日本の伝統的意匠をモチーフに、内外装を施しました。日射が強い壁面の外装には、電動タテ型ブラインドを内蔵したダブルスキン(西面)と、障子をイメージした電動可変式パネル(南面)を採用しました。夏季はサッシ内の熱くなった空気を自然換気により取り除くことで冷房負荷を低減し、冬季には遮蔽空気層による暖房効果が得られます。」 http://www.news.blind.co.jp/release/index.php?itemid=63 より引用)

「日本の伝統的衣装をモチーフに」というところと、「障子をイメージした電動可変式パネル」と言うところが、実際の建物を外から見ただけではちょっとわかり難いけど、ダブルスキンの考え方は概ね想像通りでした。
この説明によると、南側の壁面(一番上の写真の右側の壁面)と西側の壁面(一番上の写真の左側の壁面)は仕様が違うようです。確かに南側は一番下までカーテンウォールが下りてるから下端の窓はないけど、外から見ただけでは仕様の違いまではわかりませんでした。

タチカワブラインド大阪支店
基本設計・監修:三菱地所
設計・施工:大林組
竣工:2009年
所在地:大阪市北区中津2-3-5





大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15│Comments(0)大阪の建築と雑記帳
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