2012年12月19日

道路斜線が生んだ建築の形

タイトルが大げさになっちゃいました。
断っておきますが、タイトルが大げさな割りに中身は大したことありません。

今日は、道路斜線制限という建築基準法に真っ向から対立した建築の写真です。そう言い切ってしまうには、諸事情で掲載できる写真が少なくなっちゃったんですが…。

道路斜線制限っていうのは簡単に言うと、敷地の前面道路のお向かい側の道路境界線から自分の敷地側にナナメに引っ張った線より下にしか建物は建てられませんよ…って言う法律です。理解するのも面倒でしょうから、わからない人はスルーしていただいて結構です。どうしても知りたい方は、他で調べるか、別途メールを下さい。

いずれにしても、そんな斜線制限がなければこんな形にはならないはずです。

道路斜線が生んだ建築の形

コレなんかはわかりやすくて、建物の斜めの線をずっと道路レベルまで延ばしてくると道路境界線にに辿り着く…と言うことです。厳密に言うとそうは言い切れないんですが、大まかにはそうです。

 ↑ はありがちな形なんですが、よく見ると陸屋根は機械1台分しかない。
上の方の部屋はどうなっているのかな?天井が高いだけなのかな?
いや、ベントキャップが付いてるからちゃんと部屋になってるのかな?
と、いろいろ想像してしまいます。

道路斜線が生んだ建築の形

 ↑ これはナナメの線があまり出ていないのでなんとなく違和感なく納まってるように見えますが、紛れもなく斜線制限です。でも、上部のセットバックの具合が均一でまとまってるってるので、真っ向勝負…いう雰囲気は薄れてますね。

道路斜線が生んだ建築の形
道路斜線が生んだ建築の形

 ↑ これもきれいな階段状。
向こうの方でまっすぐ建ってる建物は、角地とかで斜線制限の緩和がかかってます。

道路斜線が生んだ建築の形

 ↑ この写真は以前にも投稿した写真ですが、いつ見てもすごいですね。
これこそ真っ向勝負だと思います。

みんな必死なんです。

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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15│Comments(0)建築独り言
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