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2012年09月20日

E-ディフェンスでの実大震動台実験を見学

昨日、Eディフェンスで行われた実物大の建物の震動台実験を見学してきました。昨今、一般的に建てられている在来工法ではなく、日本の伝統構法で建てられた建物の震動台実験です。

2棟ありますが、足元の固定方法などが異なるだけの全く同じ建物です。
また、部分2階であったり吹抜を配していたりと、現実の建物に近いプランで建てられています。



細かい実験結果については私がとやかく言うことではないですし、いろいろ話し出すとすごく専門的な話になるのでここでは控えますが、遠目で見る限りは、揺れによる建物の挙動、足元のずれ、足元のずれと建物の挙動との関係など、およそ想像通りの動きがはっきりと確認出来ました。

伝統構法というのは、建物を変形させることでその地震力を吸収したり逃がしたり…という性格の建物です。つまり、建物自体が大きく揺れるということです。特に2階の揺れは大きくなるので、実際にあの建物の中にいるとかなり怖いでしょうね。

今後、詳細に実験結果の解析が進められます。

動画と実験結果は近々 http://www.green-arch.or.jp/dentoh/ にアップされると思います。興味のある方はそちらをご覧下さい。

昨日の実験は、伝統構法の設計方法作成のための一連の実験のひとつです。この一連の実験は、日本の伝統的な構法の復権のためのものであり、建築基準法の矛盾点を解消し、伝統構法の建物を難しい手続きを介さなくても合法的に建てられるようにするためのものです。しかし、単に設計方法の作成という意味のみならず、伝統構法という文化を絶やさないための大切な一歩でもあります。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)建築独り言

2012年09月19日

薄っぺらい~3階建ての蔵

3階建ての蔵っていうのは、そんなに珍しくないと思います。
でも、この3階建ての蔵は ↓ 、




梁間方向に対して桁行方向の長さがしっかりあるので、なんとなくひょろ高く薄っぺらに見えます。梁間方向も少し小さめなのかもしれません。そんなことを考えていたら、ふとある建物が頭をよぎりました。

薄っぺらい…と言うキーワードから頭をよぎった建物が大阪地裁のすぐ近くにあるこれ ↓ 。



外観の雰囲気、ディテールなどすごくいい感じで割合好きなんですが、堺筋を車で走って来て目に入る遠目のプロポーションが、どうみても薄っぺらい。なんかペラペラです。この点だけはどうなのかな?…って思います。
まぁ、私が好きになれなくても、建物の社会的な評価は全く変わらず、ただそれだけの事ですけどね…。

最近、建物の内部の写真撮影を禁止としている建物が多いのですが、ここもダメでした。守衛さんに聞くと、フラッシュを焚かなくても、人が写っていなくてもダメだそうです。
ということで、内部もとても凝っていて楽しいのに一切写真は撮れませんでした(撮りませんでした…かな)。

一応、周辺に居る人ができるだけ写らない様に、利用している人の邪魔にならないように、そんなことに気を使いながら写真を撮ってるつもりなので、そんなにケチケチしなくてもいいのになぁ…と私は思いますが、そうではない人もたくさんいるし、簡単にネット上に出回ってしまうような世の中では仕方がないのかなぁ。

とても残念です。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年09月18日

先日のバリ風カフェに刺激されて~バリの写真

先日のバリ風カフェに刺激されて、「バリ」の写真を見ていた。
なるほど、これが「バリ」だ。本物だ。

ということでちょっとご紹介。
数年前のものになりますが、バリの写真達です。













今回は、ウブドとかが中心です。
やっぱり本物は違うね。

まだまだあるから、また思い出した頃にUPします。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)バリ

2012年09月17日

辰鼓楼とテッセン?~出石のマンホール

先日行った出石での収穫。



出石と言えば辰鼓楼。
コレだけでも十分なんだけど、左側は町の花?
調べてみると、町の花はテッセン。テッセンって花びらが8枚もあったっけ?

更に調べてみると、普通のテッセンの花びらは6枚。クレマチスをテッセンと呼ぶこともあるらしく、クレマチスは花びらが8枚。
…ということは、この絵はクレマチスなのかな?

よくわからないけど、そういうことにしておきましょう。
さっきも言ったけど、辰鼓楼だけでも十分にわかりやすくてOKなんだからねぇ。

講習会での出石行きだったのですが、



以前見に行った宮脇檀氏設計の出石町役場(現豊岡市出石総合支所)に久しぶりにお目にかかったり、



辰鼓楼の普段写真に撮らない後姿を写真にとったり…と堪能したつもりです。
…が、この日もかなり暑かったので、暑さに負けて堪能できていないかもしれません。講習で歩き回ったしね。
少し熱中症気味だったのか、帰ってから夜中まで、なんとなく体が火照ったような感じがしてなかなか寝付けませんでした。

余談ですが、なぜ出石そばは皿そばなのか?
なぜ一人前は5皿なのか、それがわかりません。
まぁいいか、びっくりする程じゃないけど、それなりに美味しかったからね。

え、出石そばの写真?撮ってません。( ̄▽ ̄;)




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)マンホール

2012年09月16日

バリ風のカフェ&スパ~アラムバリ

以前にちょっと気になったバリ風のマンションがあったけど、あれは中途半端で全く期待はずれだった。

先日、大阪東通りのバリ風居酒屋へ行ったけど、内装は偽者っぽいバリ風にしてるけど、かかってる音楽がロックで料理は洋食…と、ほとんどバリを感じなかった。料理は変なバリ風料理を食べさせられても困るのでまぁ良いとしても、音楽はガムランを響かせておけばそれなりになるのになぁ…と落胆した次第。バリ風ってそんなに難しいのかな?

今度は京都。姉小路通りを烏丸通から少し西に入ったところにあるカフェ。




後で聞くと結構知られたカフェみたいだけど、エステもあるみたい?



玄関前はこんな石造。これもバリでよく見る顔で、たしかラクササ。京都でいう鍾馗さん、沖縄だとシーサーかな。所謂魔よけです。ちなみに、以前投稿したバリ風マンション前にあった象の石造はガネーシャ。神様です。何年か前に少し話題になって、小栗旬の主演でドラマ化された「夢を与えるゾウ」に出てくるのが、関西弁をしゃべる変な神様「ガネーシャ」でした。覚えてませんか?私も本は読んだけどドラマは見てないから、小栗旬がどんな演技をしていたかは知らないけどね。

外観とかは以前に紹介したのとは雲泥の差。単純にバリっぽいとはいえないけど、それなりに少しばかり感じるものはある。だけどあと一歩かな…などと思いながら見ていたときに目に入ったこの扉と木枠。




コレだけで完全にバリ風に振り戻すだけの力を持っていますね。
結構現地にも、建物は現代的なのに扉と枠がこんな感じのところがたくさんあるので、そういう意味でも変に今の「バリ」っぽかったりして。

残念だったのは、閉まってたこと。でもなぜか。ホッとしてたりして…。
そう、ここに一人で入る勇気はありませんでした。
いやぁ、男一人では入り難い。(根性なし!)

でも、中が見たかったなぁ…。(どっちやねん。)


なんかバリって惹かれる。
バリ風じゃなくて、「バリ」に行きたいなぁ。


アラム・バリカフェ&スパ
所在地:京都市中京区両替町通姉小路西入ル柿本町406番地





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)京都の建築と雑記帳

2012年09月15日

そうか、ORIXシアターになったんだ。

こっちの方向から見上げたこの巨大な塊の異様さは健在です。
詳しく観察した訳ではありませんが、以前との違いは上の方の「ORIX」の文字だけだと思います。(違ってたらごめんなさい。)



この文字だけでも随分印象が変わるもんですね。(こっち側の気持ちの問題か…)

この大ホールの外観はほとんど変わりませんが、写真で見てこの建物の背後に、53階建て190mのタワーマンションが建ちます。もともと200mって言ってたと思うんですが、知らない間に190mになったようです。
つい先日、報道陣に対する内覧会が行われ、もうすぐ完成するフェスティバルタワーが198.96m。ほとんど変わらない高さです。最近ではあちこちにタワーマンションが建ってるからあまり驚きませんが、冷静に考えるとすごい高さです。

TVCMもやってたと思います。
大阪ひびきの街、ザ・サンクタスタワーっていうのがそれです。

ところで、たくさん建った大阪のタワーマンションの空室率ってどのくらいなのでしょうか?空室率を住んでない部屋っていう考え方にして、売れたけど住んでないっていうのも入れると結構な数字になるんじゃないのかな?なんか微妙に昨日の投稿とダブるけど、そんなにタワーマンションが必要なのでしょうか?人口は減ってるのに…。

まぁ、建築は必要だから建てられるものばかりではありませんけどね。

毎度の脱線でした。
このORIXシアターは、今回は外観だけをチラッっと見ただけなので、今度行く機会があればしっかり内部も見てくることにします。


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2012年09月14日

近未来都市?~芦屋浜高層住宅

30年以上前に建築の工業化をテーマにしたコンペで選ばれ、建てられた高層住宅です。



1979年の竣工で、当時としては新しいこと尽くめの建築でした。
私はこの建築のことを大学で教わって、その後見に来た覚えがあります。
当時聞いた話の詳しい内容も、どの先生から聞いた話なのかも、はっきりした記憶が有りませんが、防災用及び交流の場として設けられた ”空中公園” が実際には強風に晒されて使い物にならない…という話だけが鮮明に頭に残っています。(あまりいい記憶ではないな。)




メガストラクチャーというのか、スーパーストラクチャーというのか、写真で見て縦横の黒い鉄骨しか見えない部分が大きなフレームとなって大きな水平力を負担し、全体の部材の量を減らしているそうです。
縦の黒い鉄骨部分が階段室、横の黒い鉄骨部分が空中公園で、EVの停止階はこの空中公園のフロアのみ。つまり、1階と7階・それ以降5階ごとで、その他の階へは階段で昇降します。だから1階とEV停止階の端部の住戸以外の住戸へは階段を使わないと行けません。
バリアフリーやユニバーサルデザインという考え方のなかった30年以上も前の建物だから、その観点から見れば問題が多いのも確かなのですが、装飾がなくてすっきりしたこの建物の外観は、写真で見るほど薄っぺらな感じがせず、なぜか惹きつけられるものがあります。





また、このデザインの建物が並ぶ姿は壮観で、当初は近未来的な印象を受けました。その後何度か見る中で、すごくアジア的だな…とも思うようになりました。アジア的というのは、林立する高層住宅に香港の高層住宅的なイメージを感じたのかもしれません。極めて個人的な感覚かもしれませんが、でもそれがすごく魅力的でした。



ただ、千里ニュータウンが少子高齢化で街の活力が薄れてきたのと同様に、そもそも農耕民族である日本人には、集合住宅を代替わりしてまで受け継いでいくということが難しいように感じます。一戸建てなら、建替えやリフォームによって時代に合わせたり、自分の住みやすい形に変えることができますが、集合住宅では簡単にそれが出来ません。必然的に、街の代替わりがなくなりコミュニティーが受け継がれず、街に活力がなくなって行くことになります。ここも同じなんじゃないかと思います。近い将来にそんな時期がくるような気がします。

たまたまですが、先日、千里ニュータウンの人口増のニュースが流れました。公団住宅(団地)のマンションへの建て替えが進み、人口増となり高齢化にも歯止めがかかった…という内容でした。もともと便利で環境が良くて人気がある地域なのだから、住戸数を増やした新しいマンションに新しい人が入居して、人口増になるのは当たり前の話です。新しいマンションに入居しようとする家族構成を考えると、高齢化に歯止めがかかるのも自明の理です。でも、これでは根本的な解決にはならず、今新しくなったマンションに建て替えの時期が来たときにはまた同じことが起こり得るのではないでしょうか。そうならないための対策はなんら講じられていないのではないでしょうか。
今既に日本の人口は減り始めています。このままのペースで減り続けたとすると、100年後には明治維新の頃の人口と同じ3000万人程度になるといわれています。少子高齢化に本当の意味で歯止めがかからないと、明治維新以降100年余りの間に急激に増えた人口は、これから100年ほどの間に一気に元に戻ってしまうのです。
人口が減っても持続できる街づくりと、家を受け継ぎ、コミュニティーを受け継ぐ人が増えない限り、代替わり出来ずに、いずれ街の活力は失われていきます。そんな街づくりを考えて行かないと、大量の廃墟化した集合住宅が生まれるかもしれないのです。今はそういった非常に難しい時代です。一時的な人口増には何の意味も無いような気がします。
なにかいい対応策や予防策はないのでしょうか…。


芦屋浜高層住宅
所在地:芦屋市若葉町・高浜町
ASTM企業連合(新日本製鉄、竹中工務店、松下電工、松下興産、高砂熱学工業)




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)兵庫の建築と雑記帳

2012年09月13日

ちょっとがんばってみた~立体駐車場。

ツインタワー ↓ 。



アーチ状の幅広の通路 ↓ と、2階は何になってるのか知らない。



通路の脇にはなにやら番号が… ↓ 。



裏側から見たので数字が裏返ってるけど… ↑ 。

そんなに引っ張らなくても、普通に立駐です。



でも、立駐にしてはがんばってデザインしてあります。
色も落ち着いてていいしね。

立駐っていうと街並みに関係なく、「私はこうなの!」っていう態度の奴が多いけど、折角街並みの一員になったんだから、コレぐらいのことはしてあげたいですよね。




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2012年09月12日

なるほどバルコニーも一緒に受けてるんだ。

びっくりするほどのことではないんですが、
なんか不思議でビミョーな感じがしたので、一枚…パシャ。



よく見ると、1階が駐車場、2階が店舗、3~4階がメゾネット型の住宅と、何の変哲もない建物なんですが、屋外階段の一番上はバルコニーになってて、そのバルコニーを屋外階段の柱が一緒に支えてるという、ありそうであんまりない形。

" 不思議でビミョーな感じ " は、その、ありそうであんまりない形から発せられてたもののようです。

屋外階段が4階まで上がってるケースと比べても、外観上の大きな違いはそれ程ないのに、なんか、「悪くないなぁ」と思っちゃったから不思議。

「悪くないなぁ」と思ったのは、そんな屋外階段とバルコニーのコラボレーションが原因じゃなくて、



3階の踊り場にある小さな植木鉢のおかげかも知れないけどね。
(見難いから拡大したけど、やっぱり見難いな。)




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2012年09月11日

移転が決まってる~大阪府警第一方面機動警ら隊の庁舎

大阪府警第一方面機動警ら隊の庁舎です。




ちょっと変わってますね。
警察の庁舎には見えませんし、歩いていてこの建物が突然出てくると、何が出てきたのかな…とびっくりします。ちょっと大げさかな、でも初めて見たときには、なんだこれ?…警察…?そんな感じでした。

上の2枚の写真を見比べると、見る方向によっても全く印象が違いますね。

このブログを呼んでいただいてる方にはわかると思いますが、
この間の大阪ガスビルのときの「思い込み事件」が記憶に新しいので、あまり大きな声では言いたくないんですけど、菊竹さんのスカイハウスとか東光園に通ずるものがあります…と私は思っています。(ちょっと弱気。)

あっ、知らない方のためにちょっとだけ設明すると、菊竹さんっていうのは、去年の暮れにお亡くなりになった菊竹清訓さんっていう有名な建築家で、私の一番馴染みのあるところで言えば、もう解体されちゃった万博のエキスポタワーを設計した方です。で、スカイハウスとか東光園はその菊竹さんの数々の作品のなかのひとつです。私はスカイハウスの写真を持ってませんし、東光園はプリントがどこかに眠っていますがそれを探すよりも各自検索して戴く方が早いと思うので、知りたい方は検索してください。エキスポタワーだけは個人的に懐かしいので、写真をお借りしました ↓ 。


(画像はWikipediaより転載)

懐かしいなぁ。これが42年前に建って9年前に解体されたタワーです。たぶん今建てても古さは感じないでしょうね。

なんかエキスポタワーの方が目立ってるけど、今日の本題は大阪府警第一方面機動警ら隊の庁舎です。でも、私はこの建物の設計者が誰なのかを知らない。

調べてみてわかった事は、この大阪府警第一方面機動警ら隊庁舎は移転建替えが既に決まっていて、予定通りに進んでいれば今は基本設計中です。理由は例の如く、老朽化と耐震力不足。森之宮に移転するそうです。(大阪府のホームページより。)

ホームページを見る限りは、この建物がどうなるかは書いていないようなので、大阪府警第一方面機動警ら隊は今計画中の庁舎が出来れば引っ越しますが、この建物がその後どうなるかはわかりません。

なんか不思議で面白い建物なのに、やっぱり潰されちゃうのかなぁ・・・?

大阪府警第一方面機動警ら隊庁舎
所在地:大阪市西区立売堀
竣工:昭和43年





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