2015年01月14日

昨日の写真を見ていて、

昨日の写真を見ていて、

昨日の写真を見ていて、

一年ぐらい前かな、御堂筋のマンション規制緩和で、高層ビルの上層階をマンションにする計画をどこかの会社がしているという話がニュースになっていたのを思い出した。

加えて、外観以外にも何かしら拭いきれない違和感があったので移動中の電車の中で少し考えてみた。

住宅が出来るっていうことは、今はほとんど人気のない夜のビジネス街に生活感が戻るということです。でも、折角生活感が戻ってくるのに、昨日の写真のように上の方だけに住宅があったのでは街の活気は戻らない。高級マンションになるからにはペントハウス的なビューも必要なのかもしれないけど、街の活気のことを考えると低層階に住宅があった方がいいのではないでしょうか?
低層階と言っても、単価の高い1階・2階はテナントにしておいて、3階~必要階数までを共同住宅にし、その上をまたテナントにする。貸事務所は3階にあっても10階にあってもあまり事情は変わらないしね。そうすると、夜間に住宅の明かりが少しばかり町並みを照らし、生活感が生まれ、活気が戻り、徐々にだけど今の夜間のビジネス街の雰囲気が一変していくのではないか…。どうしてもペントハウス的なビューの住宅が欲しければさらにその上に積めばいい(ほんとは要らないと思ってるけど)。
そもそもタワーマンションが流行ってるけど、高層階って実際に住むと朝の通勤時間帯にはエレベータが来ないとか、エレベータの定期点検の時に不便だ…とかの縦動線に関する不便さや、ちょっとしたことで下まで降りるのがすごく億劫になった、などという話をよく聞くんだけどなぁ。
賃貸住宅である以上、上層階に作って高く貸したいといいうのが事業者としての考え方なんだろうけど、人口が減り都心回帰が起こり始めている状況を考えると、敢えて低層階に住宅を配置することが、魅力的で住みやすく安全な都心づくりの第一歩なのではないかな…なんて考えていた。
やっぱり、通りを歩いていてもその明かりがほとんど見えない高層階の住宅よりも、普通に住宅の明かりが見える方が町並みとしては人間的なんじゃないかな…って。

…っていうところで駅に着いて思考打ち切り。
思い付きで市場原理は無視した考えだけど、非常に人間的な案だと思いますけどねぇ。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
~あなたの建てたい建築のことについてじっくりお話しましょう。
~建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp
URL:http://www.archi-tetsu.com
blog:http://astkim.citylife-new.com
Photo album:http://archi-tetsu.blogspot.jp/
facebookpage:https://www.facebook.com/archi.studio.tetsu




同じカテゴリー(建築独り言)の記事画像
中間検査
揺れを抑える。
某所 ラフプラン 平面スケッチ
茶室化計画
ラフプラン
某所 計画案パース
同じカテゴリー(建築独り言)の記事
 中間検査 (2018-10-12 23:45)
 揺れを抑える。 (2018-10-02 15:41)
 某所 ラフプラン 平面スケッチ (2018-09-24 03:10)
 茶室化計画 (2018-09-19 17:06)
 ラフプラン (2018-09-10 16:41)
 某所 計画案パース (2018-08-23 16:18)

Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:16│Comments(0)建築独り言
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。