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2014年09月09日
佐川美術館 楽吉左衛門館
昨日の葦原の向こうにあるのが、楽吉左衛門館。
佐川美術館へ行くことになって、
茶室が見たいなぁ…っていう思いを少なからず持っていた。

でも予約もしていないし、端から諦めていた。
当たり前のように玄関の券売所には
茶室の見学は満員です…と案内されていた。

仕方がないので、たっぷりと外観を見て歩いた。
とりあえず、外観の柔らかさ、繊細さと、
イマイチだけど仕方ないんだろうな…という外構部分が見れて満足した。

で、館内に入った。
すると、館内のインフォメーションカウンターには、
「茶室見学 空きあります。」…と。

キャンセルが出たらしい。
…ということで、偶然にも見学することになった。

中は撮影禁止で写真を撮ってないし、
写真がないとコメントしてもわからないだろうから細かい話はやめるとして、

全体の雰囲気の作り方、見せ方、こだわりには、
本で読んだ通りの特筆すべきものを感じた。
で、それが建築全体としてどうなのか?

私は、上に書いた特筆すべきものと外観の繊細さと、
内部の荒々しさに少々のずれがあるように感じた。
荒々しいディテールの荒々しさだけしか感じ取れなかった。
希望としては、荒々しい中にどこか繊細さが見え隠れして欲しかった。

素人の何がわかる!と怒られるかもしれないが、
以前、当代の茶碗でお茶を戴いた時に、
見た目の荒々しさとは裏腹な手に納めたときの繊細さを感じた。

この茶室にも、そんな繊細さがどこかに見え隠れして欲しかった、
…というのが私の希望。

短い時間、しかも説明を受けながらの見学で、
私が気付かなかっただけかもしれない。
見た目は荒々しさが前面に出ているけど、
使ってみるとその繊細さが伝わってくるのかもしれない。
また、実際に形にした側の問題なのかもしれないけど、
綺麗にまとまった外観の繊細さとの違和感が私の中には残ってしまったなぁ。
そういう意味では、外観がまとまりすぎてるのかなぁ…?

と、偉そうにいろいろ書いてますが、
昨日の佐川美術館の本体の建物以上にこの建築はかなり好みです。
好みだから、
細かいところの私の感覚とのずれが気になってしまうんだと思います。
あくまでも私の感覚とのずれだから、私の感覚がずれているのかもしれません。
元々、そんなに研ぎ澄まされた感性はたぶん持ち合わせていないし、
どっちが正解っていうのはないですからね、こういうことには…。

それはそうと、この茶室の下に楽吉左衛門館の展示室がある。
ここを見た後にあの枯渇感は襲って来なかった。
見学時間が短かったせいかもしれない。
でも、やっぱり何とかなりそうな気がするので、今度ゆっくり考えてみたい。
枯渇感と書いている時点で、
ぼんやりと私の中の答えのひとつが見えているような気もするけど、
そんなに単純じゃないだろうからね。
アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
~あなたの建てたい建築のことについてじっくりお話しましょう。
~建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。
email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp
URL:http://www.archi-tetsu.com
blog:http://astkim.citylife-new.com
Photo album:http://archi-tetsu.blogspot.jp/
facebookpage:https://www.facebook.com/archi.studio.tetsu
佐川美術館へ行くことになって、
茶室が見たいなぁ…っていう思いを少なからず持っていた。
でも予約もしていないし、端から諦めていた。
当たり前のように玄関の券売所には
茶室の見学は満員です…と案内されていた。
仕方がないので、たっぷりと外観を見て歩いた。
とりあえず、外観の柔らかさ、繊細さと、
イマイチだけど仕方ないんだろうな…という外構部分が見れて満足した。
で、館内に入った。
すると、館内のインフォメーションカウンターには、
「茶室見学 空きあります。」…と。
キャンセルが出たらしい。
…ということで、偶然にも見学することになった。
中は撮影禁止で写真を撮ってないし、
写真がないとコメントしてもわからないだろうから細かい話はやめるとして、
全体の雰囲気の作り方、見せ方、こだわりには、
本で読んだ通りの特筆すべきものを感じた。
で、それが建築全体としてどうなのか?
私は、上に書いた特筆すべきものと外観の繊細さと、
内部の荒々しさに少々のずれがあるように感じた。
荒々しいディテールの荒々しさだけしか感じ取れなかった。
希望としては、荒々しい中にどこか繊細さが見え隠れして欲しかった。
素人の何がわかる!と怒られるかもしれないが、
以前、当代の茶碗でお茶を戴いた時に、
見た目の荒々しさとは裏腹な手に納めたときの繊細さを感じた。
この茶室にも、そんな繊細さがどこかに見え隠れして欲しかった、
…というのが私の希望。
短い時間、しかも説明を受けながらの見学で、
私が気付かなかっただけかもしれない。
見た目は荒々しさが前面に出ているけど、
使ってみるとその繊細さが伝わってくるのかもしれない。
また、実際に形にした側の問題なのかもしれないけど、
綺麗にまとまった外観の繊細さとの違和感が私の中には残ってしまったなぁ。
そういう意味では、外観がまとまりすぎてるのかなぁ…?
と、偉そうにいろいろ書いてますが、
昨日の佐川美術館の本体の建物以上にこの建築はかなり好みです。
好みだから、
細かいところの私の感覚とのずれが気になってしまうんだと思います。
あくまでも私の感覚とのずれだから、私の感覚がずれているのかもしれません。
元々、そんなに研ぎ澄まされた感性はたぶん持ち合わせていないし、
どっちが正解っていうのはないですからね、こういうことには…。
それはそうと、この茶室の下に楽吉左衛門館の展示室がある。
ここを見た後にあの枯渇感は襲って来なかった。
見学時間が短かったせいかもしれない。
でも、やっぱり何とかなりそうな気がするので、今度ゆっくり考えてみたい。
枯渇感と書いている時点で、
ぼんやりと私の中の答えのひとつが見えているような気もするけど、
そんなに単純じゃないだろうからね。
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:08│Comments(0)
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