2014年06月28日

遠い到達点

 ↓ は、クライアントのところに納品されたとある家具作家さんの家具。

遠い到達点

それを見て感じたこと。

この写真だけを見るとなんのことだかわかり難いでしょうけど、
使い勝手や他の部分とのバランスを考えたときに、
さすがだなぁ…っていうのがヒシヒシと伝わってくる。

考えて、考えて、考えた末に、
考え抜いたことを見せないディテールがかっこいいんだよなぁ。

普通の人には、あまり考えていないものしかできない。
頑張った人には、頑張っただけの成果が反映されたものになる。
そしてそれを超えると、
考え抜いてるんだけど考え抜いたことを悟られないものになるんです。
考え抜いた…っていうのは、過去の蓄積も含めての話ですよ。
そう、一つ一つの積み重ねです。
そこまで到達するのは簡単ではありませんけどね。

センスの問題とディテールの奥深さは別にして、
最終的な見た目はどれも紙一重。
この紙一重が曲者だし、勘違いの原因になるんですよね。
勘違いしないためには、
何度も何度も一歩引いたところから自分を冷静に見ることの繰り返しと、
何に対しても常に謙虚でいること、謙虚に受け入れること。
それしか方法はないと私は思っています。

そんなことを感じさせる家具でした。

さぁ、今日も謙虚に頑張ろう。



アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:12│Comments(0)建築独り言
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