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2013年12月24日

さりげなさと大胆さの絶妙なバランス~四君子苑

先日、って言ってもかなり時間が経っちゃいましたが、この秋、四君子苑を見学してきました。

見に行ってすぐにUPしたつもりだったけど、書きかけて、行き詰って、そのままになってました。

もう投稿もあきらめようかと思いましたが、やっぱり今年のうちにUPしておくことにします。

今年の事は今年のうちにやっちゃわないとね。

四君子苑(しくんしえん)は茶苑と数寄屋造りの建物(旧北村邸)で、その由来は、菊の高貴、竹の剛直、梅の清洌、蘭の芳香を四君子と中国で讃える風習があり、その菊、竹、梅、蘭の頭の文字が「きたむら」と読めることから、その品格風格にあやかることを祈って、北村謹次郎が命名した。
ということです。

吉野の林業家、北村謹次郎氏の居邸で、名工北村捨次郎により昭和19年に完成した数寄屋建築です。
茶室部分と居住部分に分かれていて、居住部分は戦後進駐軍に接収・改修されたこともあって進駐軍撤退後に吉田五十八氏の設計で建て替えられ、昭和38年に完成した鉄筋コンクリート造平屋建ての建物です。

その後平成13年に国の登録有形文化財に「玄関・寄付(よりつき)」「渡廊下・外腰掛」「表門」並びに「離れ茶席」が夫々指定されています。

さりげなさと大胆さの絶妙なバランス~四君子苑
さりげなさと大胆さの絶妙なバランス~四君子苑
さりげなさと大胆さの絶妙なバランス~四君子苑

中は撮影禁止なので、写真はこれだけ。

写真が少ないだけに、言葉でどう説明しようかといろいろ考えたのですが、うまくまとまりません。直感的な言葉で言うと、改めた感じた吉田五十八氏の線の消し方の大胆さと、北村捨次郎氏の手によるオーソドックスな中に盛り込まれた隠れた「粋」…といったところでしょうか。

そして、どの部屋もそれぞれに個性と景色があって、ずっと佇んで居たくなる様な心地の良さがありました。

あとは…、とりあえず公開期間中に見に行ってください。

二人の建物に私が感じた共通点は、見せ方。
どちらのこだわりも、その見せ方の上手さがあってこそ初めて生きてくるディテールで、下手に真似するとバランスが悪くなったり、妙にひ弱に見えたりと、なんだかヘンテコに見えてくるはずですが、そんなことを微塵も感じさせないところにすごさがあるんだと思います。
さりげなさと大胆さの比重が両者では対局にあるように思いますが、ともに絶妙にバランスを保っているように感じました。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:29│Comments(0)京都の建築と雑記帳
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