2013年09月02日

宮崎行№10~美々津 その1

新学期です。
自宅のある豊中市の小中学校は今日からですが、事務所のある吹田市では1週間前から始まっているようです。隣同士でも1週間も違うんです。変なの…。

では本題。

宮崎市から北上し、美々津という町を訪れました。
はずかしながら、美々津という町を知りませんでした。

宮崎行№10~美々津 その1
宮崎行№10~美々津 その1

無知のまま行った美々津という町、
神武東征の船出の地(諸説あるようです。)、
日本海軍発祥の地、
廃藩置県直後の短い間だったが、美々津県庁があったところ、
などとその歴史的な背景には十二分のものがあります。

江戸時代から明治時代が全盛で、日向と京阪神との経済・文化交流の拠点となりました。しかし、大正以降に輸送の主役が鉄道や自動車に移っていくにしたがって、海運業が主体である港町としての美々津の役割はなくなり急速にさびれていったようです。(詳しく知りたい人はご自分で調べてくださいね。)

現在も、全盛期だった江戸時代の回船問屋や明治、大正、昭和初期の商家などが数多く残されれているのが、今の美々津という町です。
1986年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

宮崎行№10~美々津 その1

妻入りと平入りが混在。

宮崎行№10~美々津 その1

京都風にいうと、「ばったり床机」がそこここに。
こちらでは「ばんこ」というらしい。
足の納め方がちょっと違うようです。

宮崎行№10~美々津 その1
宮崎行№10~美々津 その1

京阪神との流通の拠点であったためか、連子格子も関西風…に見えなくもない。
同じように、妻入りと平入りが混在しているのも、もともとは妻入りだったものが京阪神の影響を受けてのものかもしれない…と思いました。

勝手な推測ですが…。

すごくいい感じの町並みで、ここの民宿で一泊すれば良かったなぁ…。

そんな風に、ゆったりした気分にさせられる町でした。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
~あなたの建てたい建築のことについてじっくりお話しましょう。
~建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp
URL:http://www.archi-tetsu.com
blog:http://astkim.citylife-new.com
Photo album:http://archi-tetsu.blogspot.jp/
facebookpage:https://www.facebook.com/archi.studio.tetsu




同じカテゴリー(九州の建築と雑記帳)の記事画像
宮崎行№17~日没間近
宮崎行№16~天安河原
宮崎行№15~天岩戸神社
宮崎行№14~高千穂神社
宮崎行№13~高千穂での昼食
宮崎行№12~高千穂峡
同じカテゴリー(九州の建築と雑記帳)の記事
 宮崎行№17~日没間近 (2013-09-09 06:25)
 宮崎行№16~天安河原 (2013-09-08 06:23)
 宮崎行№15~天岩戸神社 (2013-09-07 06:46)
 宮崎行№14~高千穂神社 (2013-09-06 06:31)
 宮崎行№13~高千穂での昼食 (2013-09-05 06:15)
 宮崎行№12~高千穂峡 (2013-09-04 06:09)

Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:33│Comments(0)九州の建築と雑記帳
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。