枝葉末節~アーキスタジオ哲 一級建築士事務所のブログ~ › 国循移転 › 痛くて、とてもグレーな敗北~箕面市
2013年06月05日
痛くて、とてもグレーな敗北~箕面市
昨日のニュース。
『国循、吹田移転で調整…17年度完成予定。』(読売新聞)
国循の吹田移転、理事会で決定(読売新聞)
『国立循環器病センター 吹田操車場跡地で最終調整』(毎日新聞)
国立循環器病研究センター、吹田市移転で調整 29年めど
先日、今年の3・4月に吹田市・箕面市双方から公表されていた回答書等をお伝えしたところですが、昨日こんなニュースが飛び込んできました。
私の読み間違いだったのでしょうか?
私の読み違え自体はそんなに珍しい話ではないので、びっくりする程のことではないのですが、実は、以前にネット上である記事を見つけてそれが気になっていました。それから、なんとなく澱んだ背景が見えています。(今回はここでは紹介しません。)
で、敢えてこの記事を無視して自分が感じたままの判断を書いてきたのが今までの私の投稿。でも、正直その記事を読んでから、吹田に流れるかもしれないなぁ…という思いが少なからずあったのは事実です。
そして本当に吹田に流れた。
記事の内容の重さを増したような気がします。
それにしても、建替整備構想について学識経験者の意見を幅広く聞くために設置された(独)国立循環器病研究センター建替整備構想検討委員会の報告書には、『箕面市船場地区が区画整理による用地の確保が一定期間内に保証されるという条件で、(箕面市船場地区の方が)アカデミックの支援や交通アクセス、イノベーション拠点としての発展可能性などを考慮して可能性があるというのが大半であった。』と記載されています。この委員会には敷地の決定権がないとはいえ、この委員会の学識経験者の方々の大半の意見というのが簡単に覆っていいものなのでしょうか?何のための学識経験者の検討だったのでしょうか?
私は、以前から書いているようにこの検討委員会の意見に賛成です。(北急の延伸工事が前提になるとはいえ)御堂筋線一本で大阪市内とつながる電車網。直近をはしる新御堂筋・中央環状線・171号線などの幹線道路網。阪大との距離感、大阪空港との距離感など、どれをとっても箕面が有利だと感じます。私の意見が絶対だ…などと自惚れている訳ではありませんが、「検討委員会の大半の方」と同じ見解ではあるようです。それでも吹田に決まるのです。ひょっとしてデキレースだったの?とか、移転先の選定になんらかの見えない力が働いてる…と思われても仕方がないのではないでしょうか。
いずれにしても箕面市は痛い敗北ですね。建替整備構想検討委員会の報告書が箕面寄りだったから油断があったのかも知れません。今年3月のやり取りは前向きな回答というより、言い訳的な印象が強かった。敷地の買収も、思い通りに進んでいるとは言い難い印象があるのも確かです。敗北の理由に挙げられるのは間違いなくここでしょう。でも、こんなにあっさりとひっくり返されるというのは予想もしていなかったのではないでしょうか。
いや、記事の内容が本当なら箕面市も知らないはずはないので、この結果は予想してたかもしれませんね。
独立行政法人とはいえ実質は公の施設です。箕面市には、本当に公正な検討の結果として決定されたのかを何らかの手段で明らかさせる努力をし、われわれも共有できるような形にしてもらえるとありがたいのですが…。
話は変わりますが、写真は神戸で見つけた壁面緑化。

なんとも言えず、南国チックでいいですね。
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次回の「くらしの<無料>相談会」は、7月15日に開催します。
私は無料 <建築> 相談を担当します。
<建築> の他にも
<法律><税金><生活設計>などの相談ができる合同<無料>相談会です。
気楽に遊びに来てください。
詳しくは ↓ 。

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アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
~あなたの建てたい建築のことについてじっくりお話しましょう。
~建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。
email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp
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国立循環器病研究センター、吹田市移転で調整 29年めど
先日、今年の3・4月に吹田市・箕面市双方から公表されていた回答書等をお伝えしたところですが、昨日こんなニュースが飛び込んできました。
私の読み間違いだったのでしょうか?
私の読み違え自体はそんなに珍しい話ではないので、びっくりする程のことではないのですが、実は、以前にネット上である記事を見つけてそれが気になっていました。それから、なんとなく澱んだ背景が見えています。(今回はここでは紹介しません。)
で、敢えてこの記事を無視して自分が感じたままの判断を書いてきたのが今までの私の投稿。でも、正直その記事を読んでから、吹田に流れるかもしれないなぁ…という思いが少なからずあったのは事実です。
そして本当に吹田に流れた。
記事の内容の重さを増したような気がします。
それにしても、建替整備構想について学識経験者の意見を幅広く聞くために設置された(独)国立循環器病研究センター建替整備構想検討委員会の報告書には、『箕面市船場地区が区画整理による用地の確保が一定期間内に保証されるという条件で、(箕面市船場地区の方が)アカデミックの支援や交通アクセス、イノベーション拠点としての発展可能性などを考慮して可能性があるというのが大半であった。』と記載されています。この委員会には敷地の決定権がないとはいえ、この委員会の学識経験者の方々の大半の意見というのが簡単に覆っていいものなのでしょうか?何のための学識経験者の検討だったのでしょうか?
私は、以前から書いているようにこの検討委員会の意見に賛成です。(北急の延伸工事が前提になるとはいえ)御堂筋線一本で大阪市内とつながる電車網。直近をはしる新御堂筋・中央環状線・171号線などの幹線道路網。阪大との距離感、大阪空港との距離感など、どれをとっても箕面が有利だと感じます。私の意見が絶対だ…などと自惚れている訳ではありませんが、「検討委員会の大半の方」と同じ見解ではあるようです。それでも吹田に決まるのです。ひょっとしてデキレースだったの?とか、移転先の選定になんらかの見えない力が働いてる…と思われても仕方がないのではないでしょうか。
いずれにしても箕面市は痛い敗北ですね。建替整備構想検討委員会の報告書が箕面寄りだったから油断があったのかも知れません。今年3月のやり取りは前向きな回答というより、言い訳的な印象が強かった。敷地の買収も、思い通りに進んでいるとは言い難い印象があるのも確かです。敗北の理由に挙げられるのは間違いなくここでしょう。でも、こんなにあっさりとひっくり返されるというのは予想もしていなかったのではないでしょうか。
いや、記事の内容が本当なら箕面市も知らないはずはないので、この結果は予想してたかもしれませんね。
独立行政法人とはいえ実質は公の施設です。箕面市には、本当に公正な検討の結果として決定されたのかを何らかの手段で明らかさせる努力をし、われわれも共有できるような形にしてもらえるとありがたいのですが…。
話は変わりますが、写真は神戸で見つけた壁面緑化。

なんとも言えず、南国チックでいいですね。
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:30│Comments(0)
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