2010年11月06日

健康な建築

何を思ったのか、必要な資料を本棚に探しに行ってこの本を持って帰ってきてしまった。

背表紙を見て、久しぶりに読み返してみたくなった。

この本、おそらく私が建築学科に入って最初に買って読んだ本。

冒頭の

「健康とは〈生きているもの〉の価値基準である。人は病んだとき初めて健康の喜びや健康の価値を知るのであるが、このごろの建築をみていると、つくづく健康な建築の必要性を感じる。最近の建築はどこか病んでいるようだ。人間と建築とを同一に考えることはできないが、健康という価値基準を建築にあてはめることはできる と思う」という文章に必要以上に身構えた覚えがある。

これから勉強を始めようとしている、建築が病んでいる。

病んでいるとはどういうことか?

健康な建築ってどういうものなのか?

身構えた割りにはわかりやすい内容でなんとなく納得させられた。

ない頭と乏しい知識を使って、いろいろ考えさせられた一冊。




タグ :建築

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Posted by アーキスタジオ 哲 at 15:03│Comments(0)
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