2016年12月28日

形と考え方

形が決まる上では、その基本になった考え方があります。

その考えがあったから、その形になった…といってもいいかもしれません。


それは、はっきりと形が先に立つ場合もあれば、

部分の集合体が、その形を形成することもあります。


この根本的な考えは、それが現実化していくなかでいろんな外圧にさらされ、

徐々にその意味を失っていくことが多々あります。

そして、ある点より希薄になると、一気にすべての意味を失ってしまいます。


形と考え方


では、意味を失った形はどうなるのか?

当初の意味は失ったとしても、実際のものとして造り上げることは出来ます。

出来るのですが、

意味を失った形は、意味の失う前のものとは似て非なるもので、別物なんです。


これは考え方の話なので、意味を失う前と失ったあとの形が全く同じだとしても、

そのプロセスの違いで、

それぞれが全く別のものになってしまう可能性があるということです。


でもこれは、根本にある考えをもとに形を作り上げた人が口に出さなければ、

当人にしか分からない話だと思います。


一方、外圧の中で当初の意味は失ってしまいますが、

突如として新たな別の意味を持ち始めることもあります。


これもまた、当初の考え方と同様、当人にしかわからない話です。


言葉で書くとなんか哲学っぽく、ややこしい話になっちゃいましたけど、

そんなに難しい話ではないはずなんですけどね。


わかり易く説明出来ないということは、私もよくわかってないのかもしれません。





アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
email:tkimura@archi-tetsu.com
URL:http://www.archi-tetsu.com
blog:http://astkim.citylife-new.com
Photo album:http://archi-tetsu.blogspot.jp/
facebookpage:https://www.facebook.com/archi.studio.tetsu


タグ :ひとりごと

同じカテゴリー(建築独り言)の記事画像
中間検査
揺れを抑える。
某所 ラフプラン 平面スケッチ
茶室化計画
ラフプラン
某所 計画案パース
同じカテゴリー(建築独り言)の記事
 中間検査 (2018-10-12 23:45)
 揺れを抑える。 (2018-10-02 15:41)
 某所 ラフプラン 平面スケッチ (2018-09-24 03:10)
 茶室化計画 (2018-09-19 17:06)
 ラフプラン (2018-09-10 16:41)
 某所 計画案パース (2018-08-23 16:18)

Posted by アーキスタジオ 哲 at 00:53│Comments(0)建築独り言
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。