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2016年03月26日

悪いところばかりが…

先日ある方とのお話の中で、

「ハウスメーカー住宅っていろいろよく考えてあるなって思うんです。」…と。

内容をよく聞いてみると、施工性や新建材の話。

たぶん、

ハウスメーカーのモデルハウスかなんかを見に行ったときの受け売りだと思います。



こんな方とのお話はなかなか噛み合いません。

友人が、昔からの建て方で家を建てているけど、

半年とか一年っていう時間が普通にかかっていて信じられない…とか、

両親の住む実家が昔ながらの家だけど、寒くて寒くて…とか、

悪いところばかりが目に付くようです。



施工性っていうのは、

工事する側の勝手な話…って思ってるし、新建材も同じ。

データ的には確固たるものがあるんだろうけど、

データだけで測れないのが建築。

例えば新建材の場合、

10年間メンテナンスフリーですよ…っていっても、

出来てからまだ数年。

10年使った実績はまだどこにもないですからね。



また、これから何十年って生活していく家が出来上がるまでの数か月が

待ちきれないっていうことが、私には理解できません。


長い年月をかけて培ってきたものを凌駕する技術の進歩って

いったい何なのでしょうか?

その技術の進歩が、手技としての技術の伝承を邪魔し、結果的に衰退させる。



『家族構成は刻々と変わるし、生活も時間とともに変化する。

例えば、今の家族構成を考えるとそこそこ大きな家が欲しくても、

15年後には子供たちが巣立って夫婦二人になってるかもしれない。

その時に、好きなように建て直せばいいと思っています。

我々のやってる住宅は何十年も先のことは見ていません。

10年15年持てばいいんです。

だから我々の建てる家に、

何十年ももたせるようなクオリティーを求められると採算が取れません。

10年15年持つ程度のクオリティーで、その分安い方がいいんです。』

…と私に言ったのは、ある建売住宅のデベロッパーのオーナー。



安くて、建設に時間のかからない家のすべてがそうだとは言いませんが、

貴方が買おうとしているお家はそんな考えで建てられたものかもしれません。



10年、15年持てばいいんですか?

家は買わないで、一緒に考えて、一緒に建てませんか。



  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 17:11Comments(0)建築独り言