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2015年06月20日

想像もつかなかった。

国循移転問題で限りなく濃いグレーな結末で敗れた箕面市でしたが、一昨日のニュースで知った箕面市の発表は私には想像もつかない内容だったため驚きました。

我々の世代では大阪外大、いまの大阪大学外国語学部のある箕面キャンパスが、国循の移転で争った候補地への移転を発表したから… ↓ 。

阪大の外国語学部、移転へ 21年春、新設駅前に(朝日新聞)
阪大箕面キャンパス移転へ 平成33年オープン、新設駅前に(産経新聞)
大阪大学箕面キャンパスの移転について(箕面市)

覚書を交わした…ということなのでまだ本決まりではないようですが、その後も談合が発覚したり、情報漏えい問題で逮捕者が出たり…と、限りなく不透明に近いグレー色が前面に出てしまっている今の国循よりも、学生による街の活性化が見込め、しかもクリーンでポジティブなイメージの大学の誘致は、箕面市としては結果オーライ…と思った次第です。

豊中キャンパス、吹田キャンパスとの利便性もいいし、我々のようなつい大阪外大って言ってしまうような古い人間のイメージの一新にもつながるだろうしね。

 ↑ の記事によると『箕面市から阪大に打診した…』ということなので、国循移転に出来レースの様相を察知していた箕面市が、ちゃんと国循移転がダメだった時のことを考えてたっていうことなのかな?

でも、北急が延伸し、市がすすめている「スポーツ科学・医療・ヘルスケアと芸術文化ホールなどの複合施設」が出来、阪大外国語学部が完成したら御堂筋線はますます混むんだろうなぁ…。時間がずれるし、通勤とは逆方向だから大丈夫なのかなぁ?

それと、終点ではなくなる千里中央駅周辺は、単純にそうはならないとは言うものの、うかうかしていると船場や萱野に人をもっていかれることになり兼ねない…と危機感を今からもっておく必要があるように感じます。「千里」というネームバリューがどこまで通用するのか?実際、御堂筋線で通勤するとなると、始発駅で座れるか座れないか…という問題は意外と大きかったりしますよね。今後人口が減っていくことを考えると、近場で同じような施設を作って競いあうと共倒れになり兼ねないので、それぞれの特色を生かす形で整備出来たらいいんでしょうけどねぇ。

いずれにしても、伸ばしてもそれほど意味がないんじゃない?…って言われていた北急延伸は、単に電車が伸びるだけでなく、船場の再開発と一体となって進められていることがよくわかる一件でした。


  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:02Comments(0)大阪の建築と雑記帳