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2013年04月21日

どうにも違和感が抜けない。

このマンション ↓ 、もう何年も前に出来たマンションですが、どうにも違和感が抜けません。



長手の立面がものすごくチャチに見えるし、長手の立面と短手の立面にまったく整合性がありません。長手がチャチにみえるぐらい淡白なのに、短手は短手で円柱があったり石貼り風のタイルが貼ってあったりと、少々凝ったデザインです。駅方面から見える立面なんで、ちょっと高級感を出そうと思ったんでしょうね。それはそれで気持ちはわかるけど、如何せん深みが無いんです。

深みがないというのは軽視されがちですが、これが実は致命傷にもなりうる要素で、これがないとデザインが落ち着かないし、薄っぺらなものになってしまいます。ここは、ディテールに宿る部分が大きいと思います。

そういえば、「空間の神はディテールに宿る」って言ってた空間プロデューサーがいたなぁ。学生時代だったけど…。

細かい部分については、デザイン的になにがどう悪いのかを検証すればちゃんと答えが見つかるんでしょうけど、何年も経って見慣れてきてるはずなのに、全体の違和感が抜けないのはどうしてなんでしょうか。
やっぱりデザインやディテールのせいなのか、他にもなにか原因があるのか…。
いずれにしても、それが一番の問題だと思います。

住人の方、もし読んでおられたら、好き勝手な事言ってごめんなさい。
私の勝手な戯言ですので気にしないでください。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 07:02Comments(0)大阪の建築と雑記帳