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2012年11月24日

往年の宝塚の街の華やかさが偲ばれる~宝塚ホテル旧館

宝塚カトリック教会ほどではありませんが、これも私には懐かしい建築のひとつです。




宝塚ホテル旧館。

当時寒村に過ぎなかった宝塚を小林一三氏が温泉リゾート地として開発し、その文化と社交の中心的な存在だったこのホテルは、大正15年に阪急の系列初のホテルとして宝塚南口駅前に開業しました。今では、若干見えにくい角度になった大きな妻面の装飾が、その優雅さを物語っています。



正直な話、子供の頃の記憶ではこんな切妻屋根の記憶はなく、 ↑ の写真のような四角い建物…という印象でした。
子供の記憶に印象付けるには、いまの妻面の見え方はちょっと厳しすぎるのかもしれません。




逆台形の窓。めずらしいです。




中庭越しの姿も存在感があります。







内装は優雅というよりも、どっしりとした重厚感を感じます。

温泉街にはすでに昔の面影はありませんが、このホテルが宝塚温泉とともに宝塚という街を牽引したということは間違ありません。いまでも宝塚歌劇という別格の存在感があり、十分に華やかな部分もありますが…。


宝塚ホテル旧館
設計 : 古塚正治
竣工 : 1926年
構造 : RC造
県指定景観形成重要建造物(平成17年度指定)


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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)兵庫の建築と雑記帳