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2012年07月13日

映画に使えそうな「大阪府立中之島図書館 vol.2」

<昨日の続き>

外観の重厚感とは違った優美な感じのする内部です。
外観とともに格調の高さを感じます。



正面上部に住友家が建物を寄付した際の「建館寄付記」、その下に「増築寄付記」が銅版額になっている。「建館寄付記」には住友家15代吉左衛門氏の、「大阪府は人口も多く、色々な物が揃っていて学問も盛んだが、図書館だけが無い、図書館の建物と図書購入の基金を寄付して微力をつくしたい」という言葉が書かれているそうです。
両サイドに彫像が。むかって右側が「野神像」で、「野性」を表し、左側の「文神像」は、「知性」を表現していると言われている・・・そうです。




映画にそのまま使えそうな階段です。
すごくいい加減な記憶ですが、タイタニックの階段ってこんな感じじゃなかったですか?





すばらしい!

文化財的な価値があるからこそ、何らかの方法で広く活用したい・・・という橋下市長の考えも理解しますが、図書館として建てられた建物で、かつ、その用途でちゃんと機能してるので、使い続けられるならばその方が良い、と私は考えます。


大阪府中之島図書館
設計:野口孫市、日高胖
竣工:1904年
所在地:大阪市北区中之島一丁目2-10





大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳