枝葉末節~アーキスタジオ哲 一級建築士事務所のブログ~ › 2012年06月19日
2012年06月19日
京都ダマシンカンパニー
これは不思議だ。
3連アーチだけど、アーチを受ける柱がありません。つまり、両サイドの柱だけで支持しています。これだけ、石やレンガがふんだんに使われているのに…。
今でこそ、コンクリートや鉄骨の”力技”で済ませた力学的に理屈の通らない建物も多いけど、古いものにはめずらしいです。
どうやって支持してるのかわからないぐらい不思議なのに、赤いテントで視線が切られちゃってるから、それほど不思議に感じなくなってるのかな?
写真を撮ったときは急いでいたので、じっくり観察できませんでしたが、アーチの下端がどんな仕舞いになっているのか、テントがない姿を見てみたい気がします。
横物が一本通っていて、そこにアーチが載っかってるのが普通の納め方なんでしょうが、どうせアンバランスなんだったら、アーチの端部はちゃんと柱に載るように柱頭側の処理までしてあるのに”柱がない”とか、もっと飛躍して、柱の上部は残ってるけど、下の方は朽ち果ててなくなってるとか、そんなのも面白いなぁ・・・なんて想像して遊んでいます。
やっぱり、私も”力技”に慣らされた現代人のようです。
京都ダマシンカンパニー
所在地:京都市中京区三条通富小路東入ル
竣工:1890年
構造:木骨煉瓦造2階建
3連アーチだけど、アーチを受ける柱がありません。つまり、両サイドの柱だけで支持しています。これだけ、石やレンガがふんだんに使われているのに…。
今でこそ、コンクリートや鉄骨の”力技”で済ませた力学的に理屈の通らない建物も多いけど、古いものにはめずらしいです。
どうやって支持してるのかわからないぐらい不思議なのに、赤いテントで視線が切られちゃってるから、それほど不思議に感じなくなってるのかな?
写真を撮ったときは急いでいたので、じっくり観察できませんでしたが、アーチの下端がどんな仕舞いになっているのか、テントがない姿を見てみたい気がします。
横物が一本通っていて、そこにアーチが載っかってるのが普通の納め方なんでしょうが、どうせアンバランスなんだったら、アーチの端部はちゃんと柱に載るように柱頭側の処理までしてあるのに”柱がない”とか、もっと飛躍して、柱の上部は残ってるけど、下の方は朽ち果ててなくなってるとか、そんなのも面白いなぁ・・・なんて想像して遊んでいます。
やっぱり、私も”力技”に慣らされた現代人のようです。
京都ダマシンカンパニー
所在地:京都市中京区三条通富小路東入ル
竣工:1890年
構造:木骨煉瓦造2階建
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