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2012年06月10日

バリ風?

バリっぽい石像が気になった。

マンションの名前が ”LEGIAN(レギャン)” 。
夕陽で有名なバリのリゾートビーチのひとつです。

どうやら、かなり ”バリ” を意識してるっぽい。





アプローチはそこそこ。
バリ風とはいい難いけど、それなりの雰囲気にはなってる。
期待感が広がりました。

が、見上げてみると・・・。





ん?

ホテルや旅館にもバリ風が増えてるのはたしかだけど、合理性が命の日本のマンションにバリ風というコンセプトを持ってきたことにちょっと無理があったような気がします。

バリ風に徹底するのか、ある程度割り切ったものにするのか、どっちつかずの中途半端がいちばんきつい。だから、その中途半端にならないような思い切りが必要だったのかな…と。

極端な話、バリ風とは言い難いけど、「石像」と「レギャンと言う名前」と「アプローチのそれなりの雰囲気」だけでも良かったのかも。

バリ風=木と瓦…という認識も大雑把に言えば間違いではないだろうけど、バルコニーの手摺に木板を張っただけのデザインや、見上げてもほとんど見えない瓦の使い方では、どうしても無理がありますよね。

バリ風で徹底するには予算が足りないし、石像だけでは役不足。なんとなく設計者の葛藤が垣間見えるのは確かですが、やるなら小手先の変化だけでなく、もっと根本的なところから考える必要があったんだと思います。


ちょっと頭の中で考えてみたけど、やっぱりこのコンセプトがかなり難しいなぁ…。
勝手なこと言ってごめんなさい。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳