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2012年04月19日

T字の十字架

ベランダの花盛り。



「ディアスシア ダンサー」。
タグがなければこの花の名前を書くことは出来ませんでした。
春秋に花をつける多年草だそうです。
冬越しの開花です。



さて、このブログの3月16日の記事「カトリック千里ニュータウン教会」に書いた他愛ない疑問について、先日メールによるご教示を戴きましたので紹介させていただきます。



メールによると、
「カトリック千里ニュータウン教会」の南側壁面のT字型は屋根からの雨を受ける雨樋で、意図的なのか偶然なのかわからないが「T字型の十字架」になったこと。
今は「ラテン十字」という文字通りの十字型の十字架が主流ですが、「T字型の十字架」が使われた時代もあり、今もフランシスコ会の修道士の方々が首に掛けているシンボルの十字架はT字型であること。
「T字型の十字架」は日本人にとっては「道教のTao(道)」という言葉にも通じるものであること。
などのご教示をうけました。
また、この教会の道順を尋ねられたことが幾度となくある…ということについては、
特に有名な何かがある訳ではなく、コストの関係で奥まった場所にしか建設できなかったため道がわかり難く、道を聞く人が多いのだ…ということでした。

立地についてのお返事を読んでいて、ふと沖縄の「聖クララ修道院」を見学させていただいた折にシスターからお聞きしたいろいろな話を思い出しました。いろんな事情で条件は悪くなっても、とにかく祈りを捧げるための場所を提供したい、そんな風に読み取りました。そういえば、「聖クララ修道院」もカトリック系なので、その精神の根源はひとつということなのでしょう。

T字の十字架があったことについては、以前なにかで見聞きして知ってはいたのですが、具体的なことは何も知りません。何も知らないからこそ、Tの形を見て「T字の十字架?」という風に勝手に連想した訳ですが、根拠がないのでああいう表現になりました。あと誠に下種な話で恐縮なんですが、私の下の名前のイニシャルがT。これが「T」に関心を示した潜在的な原因であるような気もします。そんな素朴な子供っぽい疑問に、真摯に、しかも明快にお答えいただいたことに感謝いたします。

文章に知識と品格を感じるようなご丁寧なメールでした。
W様、本当に貴重な情報を戴き大変勉強になりました。有り難うございました。
今後もいろんなご意見をお聞かせ下さい、よろしくお願い申し上げます。



カトリック千里ニュータウン教会 ホームページ 
→ http://homepage3.nifty.com/st_peter/




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:27Comments(0)独り言