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2010年12月04日

待合室

今日はこの間の「ちょっといやな知らせ」を受けて、検査の付き添い。

付き添いと言っても、待合室で待つだけ。



その待合室。

一昔前に比べたらずいぶん環境がよくなったとはいえ、病院の待合室というのは、

なんであんなに空虚な感じのするところが多いんでしょうか?

こっちの精神的な不安定感も手伝っているのでしょうが、

昨日行ったのは比較的新しく、地域の病院で出来ない検査やドック等をやってる病院。

病院と言うよりは、検査センターみたいなところ。

だから比較的新しくてまだマシだったんだけど、それでも唸ってしまう。



待合室で感じたこと。

これははすべての建築に共通の話で、至極当然の話。

「 必要最小限のお金をさらにケチってしまうといろんな弊害が出てくる。」・・・ということ。



そんな価値観に押されて、当たり前のことが当たり前にできなくなり、建築本来の質がどんどん低下していく。

ここでいう質とは物理的な質というよりも、空間的な質、いわばより抽象的な質のことを言っています。



建築本体の手間を少しでもケチってる割に、革張りのソファーが置いてあったりする。

そんなちぐはぐが当たり前に存在する。

悲しいかな、そんな時代です。




  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 10:10Comments(0)建築独り言