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2017年10月11日

数十年後の姿を思い描いてみる。

子供たちの数年後、十数年後、数十年後を、

期待を込めて想像するのは誰でもやること。

十数年後、数十年後の自分の姿を考えることも然りです。


でも、これから建てよう、買おうとする「家」の

十数年後、数十年後のことを考える方は少ないようです。


…というよりも、「家を買う」ことが多くなってしまった昨今、

私は分からないし、それは売る側の問題…と、

押し付けてしまっている人も多いような気がします。





覚えきれないほどの新建材や新しい工法。

我々でさえ知らない材料や工法を覚える事よりも、

「住」の本質、「家」の本質を、住教育で学んでみてはいかがでしょうか。


今月は、住生活月間です。



※住生活月間…国民の住意識の向上を図り、豊かな住生活を実現するための総合的な啓発活動を展開する月間。

※住教育…住まいやまちで、安全に安心して暮らしたいという思いや願いを「かたち」にし、住まいを文化として愛おしむ価値観を育て、住生活や住環境をより豊かに魅力的につくりあげていくための教育。




アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:54Comments(0)独り言

2017年10月07日

目立たせない改修

「ここは私が住むことになってたんだと思います。」

そんな言葉から始まった古民家再築計画。



思い通りに進まない時間もありましたが、へこたれず、

1期工事、2期工事…と徐々に完成形に近づける方法にシフトして工事開始。


一気に完成形にする工事の場合、

ここまで変ったよ!

…という出来上がりを求められることも多いのですが、

部分改修の連続で完成形を目指すこの再築は、

改修部分の見え方を改修前の他の部分と

如何に違和感なく見せるかに重点を置いています。

ですから、目新しさには欠けるのですが、

その分、安心感と落ち着きに満ちた土間空間となりました。



ということで、まずは1期工事が完了です。




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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:09Comments(0)独り言京都府・S邸

2017年10月03日

季節感を身体と視覚で…

夏が終わり、



秋の行事のタイミングと、



天気と相談しながらの、



建具の入れ替え。

季節感を身体と視覚で感じる日本の文化。


冬から夏はそうでもないけど、

夏から冬は、まだ、なんとなく暑苦しい感じがする。


なにかに似た感覚だな…と考えていたら、

そう、学生服が冬服になった時と似ているのかな…と。


だから、する慣れるんですけどね…。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 23:56Comments(0)独り言

2017年09月23日

平成の大工棟梁検定 番外編

今回の大工棟梁検定は、

近畿職業能力開発大学校の施設をお借りして開催されました。



この先の12会場での検定も、

各地の職業能力開発大学校の施設をお借りして開催されます。


ですから、当然学生さんもおられます。

ちなみに学生さんも受験可能です。


今回は残念ながら受験者に学生さんはおられませんでしたが、

実技検定中に学生さんが見学に来られました。



学生さん達の無垢な好奇心に接すると、



ついつい親方衆の説明に熱が入ってしまいます。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:01Comments(0)独り言

2017年09月22日

きっかけ

緊張して、練習ではもっとうまくできたのに…。

墨付けのとき、手が震えていた。


先日開催された、

平成の大工棟梁検定を受験した若い大工さんの言葉です。






座学では、受験者の方たちの緊張感を前にし、

講師にまでその緊張感が伝わってくる。






実技検定が始まる前には、

受験者は当然として、検定員も同じ様に緊張している。





少し身体を動かすとその場の雰囲気にも慣れる…というか、

動いていることで気がまぎれる…ということもあるのでしょうが、

静まり返ってた雰囲気と張り詰めた空気は、

緊張を増幅させる以外の何物でもなく、緊張感はMAXに…。





そんな半端のない、また普段とは全く毛色の違う緊張感のなかだから、

練習通りにできなくて当たり前だと思います。


受験者の方々の本気度は当然、検定員にも伝わり、

検定修了後はかなりの時間をかけて、



採点結果について議論していました。


技術論や人材育成論はいろいろあるのでしょうが、

「楽しかったです。」

という感想が印象に残っています。


プレカットに慣れ、普段手刻みをに接することが少なくなった大工さんが、

緊張して、思うようにいかなかった実技検定後の感想が「楽しかった。」です。


彼らは、ご自身の腕を上げる機会、磨く機会に飢えているのかもしれません。

そんな気がしました。





伝統工法や手刻みを意識するいいきっかけになれば、

裾野も広がるのではないでしょうか。


受験者の皆さんお疲れさまでした。

いい結果が出ることをお祈りしています。


そして、この検定の結果にかかわらず、

今後たくさんのいい経験を積んで、

立派な棟梁に成長して戴けることを期待しています。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:06Comments(0)独り言

2017年09月21日

…だったらどうする?

古民家を再生し、現代生活に合わせて住み易くする。

これはあくまでも大原則。





でも、既に住人を失っている空き家古民家ではそれは叶わず、

利活用ということを考えないと、あとは解体されるのを待つだけ。


で、今まではそれが宿泊施設になったり、古民家カフェになったり…

という利活用が圧倒的に多かった。


しかし、成功している活用事例を冷静に見てみると、

巨額の費用を投入して客を呼べる施設にしていたり、

新たに集客を考える必要もない観光地だったり、

目玉にしようとしていた「モノ」がたまたま「当たった!」

というところだったりします。


逆に失敗した事例では、集客要素がない地域にもかかわらず、

中途半端に投資して、中途半端に改修して、全てが中途半端になって、

目玉にしようとしていた「モノ」があったとしても、

いっさい人気が出なかった…といったところでしょうか。


それでは客を呼べないし、失敗は目に見えている。


だったらどうするか?

…ということを考えてこなかったのが原因。


先日の古民家ツーリズム勉強会では、



各地の事例の「だったらどうする?」の、

考え方、失敗談、苦労話、今後の展開…などをが語られました。



安易な発想が成功する確率が、

限りなくゼロに近いということを改めて勉強させていただきました。


あたまに浮かんでいるキーワードをじっくり考える必要がありそうです。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:32Comments(0)独り言

2017年09月13日

当り前を少しアレンジする

こんな風にしたいんだけど、

動線が面倒になるのがどうなの?…と。





思考のハードルとなっていた「当たり前」を、

少しだけ発想を転換して斜めから見てみると、

大きな問題だと思っていたことが、

大した問題でなくなってしまうことがよくあります。


そして、その一点のハードルが下がると、

話は自然に次へと展開していきます。


その発想の転換について、

その場にいる人がそれぞれにいいイメージを共有出来ていたら、

いいものになるはずです。


長く住み続けてきた家だからこそ、

「今」が当たり前になってしまっていて、

そのハードルが高く感じたのかも知れませんが、

きっといいものになりますよ。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 08:29Comments(0)独り言京都府・Y邸

2017年08月26日

最古級の便器

昨日、滋賀県の古民家で日本最古級の便器が見つかった

…というのがニュースになっていました。


TOTOの前身にあたる日本陶器製で

1914~17(大正3~6)年に製造したものらしいです。

形は今と大きくは変わりません。



…で、そのニュースを聞いて思い出したのが、なぜか「陰翳礼賛」。



たしか、昭和初期に書かれたものだと記憶しているので、

谷崎潤一郎が、

『真っ白な陶器で出来ていて…

日本家屋としっくり調和するような形式のものが売り出されていない』

…と書いた時に目にしていたのは、この便器だったのかもしれません。


江戸末期から生産が始まり、

大正から昭和にかけて、非常に便利なものとして、

すでに当たり前になりつつあった衛生陶器は、

いまでこそ、いろんな色や形に種類があって、

陶器ではない新素材のものもありますが、

便所に衛生陶器を設置しないということが考えられないぐらいに一般化し、

違和感を感じないぐらいになってしまいました。

それでもやっぱり和風建築にはそぐわない…と感じることが多いのも確かです。




私も著者のいう、

『もし東洋に西洋とは全然別箇の、

独自の科学文明が発達していたならば、

どんなにわれわれの社会の有様が

今日とは違ったものになっていたであろうか…』

という『小説家の空想』に便乗して、そんな世界を眺めてみたいものです。





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Posted by アーキスタジオ 哲 at 23:15Comments(0)独り言

2017年08月25日

インスペクションの副作用

先日古民家床下診断の講習を受けましたが、


古民家床下診断では、

クライアントはパソコン画面に釘付けになります。


古民家鑑定書が出来上がってご説明に伺うと、

その内容に涙を流して喜んでいただけた事もあります。


伝統耐震診断では、

昨今の耐震に対する意識付けのお蔭で、

その結果に一喜一憂することなく冷静に聞き入っていただけます。





その3つが揃った古民家インスペクションは、

それぞれの見方でその建物のコンディションを診るという

技術的な診断ではありますが、

その結果もさることながら、

いまどういう状態なのか…が分かったことによる

クライアントの心の充足度にも作用していることを痛感します。


副作用というより、こっちの方が本来の目的に近いのかもしれません。






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Posted by アーキスタジオ 哲 at 21:30Comments(0)独り言古民家

2017年08月19日

謙虚さ

「住宅は住むための機械である」

とは、巨匠 ル・コルビジェ のことばですが、

「住宅の謙虚さが住む人の生活を引き立たせます。」

…と、誰かが言ったとか言わないとか。


感じ方は人によって違うのでしょうが、

私は、教訓にしている言葉の一つです。


例えば、


晴れの日に着飾って、

玄関先で撮った家族写真がバックの住宅に負けていたり。





記念日にもらった花束や節句の飾り物が、

背景に飲み込まれてしまっていたり。


少し無理して買った絵画を飾ってみたけど、

飾るところもないし、飾ったとしても全く映えなかったり。


そんな状況は、想像に難くありません。





古民家の様に自然素材だけで…という訳には行かないかもしれませんが、

そういった謙虚さが、生活の彩をより鮮明にしてくれるはずです。






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Posted by アーキスタジオ 哲 at 08:50Comments(0)独り言