2012年08月29日

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

「知覧」

知覧到着。
まずは武家屋敷。

計画不足の鹿児島行・・・№ 2
計画不足の鹿児島行・・・№ 2

ここと鹿児島市内にあったのしか見ていないので結論付けるのは早すぎると思うけど、水路があってこんなに大きな鯉たちが泳いでいるのが鹿児島の特徴のようだ。

で、武家屋敷。
本当は建物と庭は一体なんですが、話の都合でまずは建物。

正直なところ、庭の手入れの良さに比べて、建物が(言葉は悪いですが)貧弱に感じました。重要伝統的建造物群保存地区による規制などで簡単に手を入れることが出来ない状態なんだと思います。現代の生活と保存との両立って難しいし、大変なんでしょうね。
それでも、ちゃんと維持してくださってる方々居るからこそ、こうやって我々観光客が見ることが出来るんです。感謝いたします。失礼なこと言ってごめんなさい。

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

こんな風に庭を臨むぬれ縁があって、

計画不足の鹿児島行・・・№ 2
計画不足の鹿児島行・・・№ 2

こんな風に二つの棟が繋がってるのが特徴です。
ここはもう住んでない市の文化財なので茅葺が維持できてるけど、今も住んでおられるお宅は、ほぼ全部だったと思うけど、桟瓦葺になってます ↓ 。 

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

茅葺の屋根が瓦葺になるときには、本瓦葺にして勾配はそのままっていうのが多いと思っていたんですが、ここは桟瓦だし明らかに勾配も緩くなってる。屋根を架け替えたのかな?

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

これがオモテ ↑ 。

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

これがナカエ ↑ 。
要するに、「表」と「裏」、「パブリックスペース」と「プライベートスペース」です。
一見した印象は、オモテは明るく開放的、ナカエは暗くて閉鎖的でした。

昔の屋根は ↑ の方の写真ではわかり難いので、 ↓ の模型で見ると、

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

茅葺や屋根の上に、瓦の腰屋根が乗ってます。

門は、屋根のあるものとないものとがあるけど、

計画不足の鹿児島行・・・№ 2
計画不足の鹿児島行・・・№ 2

門の奥には沖縄のヒンプンに似た目隠しがあったり、

計画不足の鹿児島行・・・№ 2

魔よけの石敢當みたいな石碑があったりと、沖縄というか、琉球の影響もあるような気がします。
そう思って、下から3枚の写真を見ると、ほんとに沖縄っぽく見えるでしょ。

と書いてからふと思い出して、武家屋敷群のリーフレットを開いてみると、やっぱり書いたあった。
「江戸時代には知覧の港が琉球貿易の拠点であったことから、武家屋敷も琉球の影響を多く受けているようです。」…だって。

<つづく>ですが、このペースで書いていくと何日かかるのだろうか?






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Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15│Comments(2)独り言
この記事へのコメント
おはようございます。
これぐらいのボリューム記事がいいです。
鹿児島旅行記楽しみです。九州はほとんど行ったことがありませんので!!
Posted by ”ホップ”大王 at 2012年08月29日 08:17
そうですか、このぐらいがいいですか・・・。
ほんとのところ、このぐらいのボリュームは私にはちょっときついんです。旅行の話だからなんとなく書けてますが・・・。
Posted by アーキスタジオ 哲 at 2012年08月29日 11:33
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