2010年11月20日

清荒神清澄寺 史料館



清荒神には一年に何度かお参りに行きます。

この建物は工事中からなんとなく気になっていて、期待感に溢れていました。

出来上がって全貌を目にしたとき、屋根の形とそれを支えているかのような四周を廻るガラスとのバランスが実によくまとまっていて思わず見入ってしまいました。

単純に美しいと思いました。

透明のフレームレスのガラスがちゃんと外壁を意識させてくれています。

もし、ガラスの透明感が勝って外壁を意識できなければ、頭でっかちのとてもアンバランスな建物に見えてしまったことでしょう。

また、寺院建築の象徴である本瓦葺きの屋根と現代建築の象徴であるガラスが、実にうまく融合していました。

屋根のおかげで廻りの建物との違和感も感じません。

正直、文句の付け所がないと思います。



陽が傾きかけた頃、中の明かりが外の明かりよりも明るくなってくる時間帯が、屋根が宙に浮いて見えて、最高に美しいと思います。



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Posted by アーキスタジオ 哲 at 16:52│Comments(0)大阪の建築と雑記帳
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