2010年11月02日

大阪維新

とくに何らかの具体的な出来事があった訳ではないと思うが、私自身、ずっと以前から大阪府と大阪市の二重行政についての問題意識があった。

政治に関心があるとはいえない自分がそう思っていたのだから、仕事で役所を行き来する中で原因となる何かがあったことを忘れてしまっているだけかもしれない。

そんな下地があってこの本を読んだのだが、やはり概ね賛成である。

文面がやさしく、橋本知事のやってきたこと、その前後関係、それを取り巻く諸々の事象、そしてこれからやろうとしていること、の道筋が見えてきた。ついでに言うと、ずっと疑問だった「経済成長」の可能性の一端までもが良くわかった。

他の人に比べての彼の優位性はメディアの使い方に長けていると言うこと。

注目度や見てる側の聞く耳も違うのだから、最大の武器になる。

その分反発も大きいのだろうが、なかなか一般人から知事になった人ではこうは行かず、賛成意見も反対意見も届かないのではないだろうか。

特に議会に対する効果は抜群で、議会が反対しても世論が後押ししてくれる場合もあるだろう。

だからこそ、100%賛成と言う訳ではないけれど、やり始めたからにはやり通して欲しい。

お願いだから、やり遂げるまでは、次の選挙には出ません・・・なんていうことにはならないようにお願いしたい。

思いはひとつ、元気な大阪の復活なのだから。




大阪維新 角川SSC新書 橋下改革が日本を変える (角川SSC新書)



タグ :

同じカテゴリー()の記事
 ふたたび、「茶の本」 (2011-11-01 23:00)
 茶の本 (2011-10-28 09:05)
 新堕落論 (2011-10-08 10:04)
 柳井正の希望を持とう (2011-09-06 22:11)
 建築は詩  建築家 吉村順三のことば100 (2011-07-18 16:28)
 天工人流 (2011-07-13 20:28)

Posted by アーキスタジオ 哲 at 17:06│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。