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2017年09月22日

きっかけ

緊張して、練習ではもっとうまくできたのに…。

墨付けのとき、手が震えていた。


先日開催された、

平成の大工棟梁検定を受験した若い大工さんの言葉です。






座学では、受験者の方たちの緊張感を前にし、

講師にまでその緊張感が伝わってくる。






実技検定が始まる前には、

受験者は当然として、検定員も同じ様に緊張している。





少し身体を動かすとその場の雰囲気にも慣れる…というか、

動いていることで気がまぎれる…ということもあるのでしょうが、

静まり返ってた雰囲気と張り詰めた空気は、

緊張を増幅させる以外の何物でもなく、緊張感はMAXに…。





そんな半端のない、また普段とは全く毛色の違う緊張感のなかだから、

練習通りにできなくて当たり前だと思います。


受験者の方々の本気度は当然、検定員にも伝わり、

検定修了後はかなりの時間をかけて、



採点結果について議論していました。


技術論や人材育成論はいろいろあるのでしょうが、

「楽しかったです。」

という感想が印象に残っています。


プレカットに慣れ、普段手刻みをに接することが少なくなった大工さんが、

緊張して、思うようにいかなかった実技検定後の感想が「楽しかった。」です。


彼らは、ご自身の腕を上げる機会、磨く機会に飢えているのかもしれません。

そんな気がしました。





伝統工法や手刻みを意識するいいきっかけになれば、

裾野も広がるのではないでしょうか。


受験者の皆さんお疲れさまでした。

いい結果が出ることをお祈りしています。


そして、この検定の結果にかかわらず、

今後たくさんのいい経験を積んで、

立派な棟梁に成長して戴けることを期待しています。





アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 01:06│Comments(0)古民家再生協会独り言
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