2017年08月26日

最古級の便器

昨日、滋賀県の古民家で日本最古級の便器が見つかった

…というのがニュースになっていました。


TOTOの前身にあたる日本陶器製で

1914~17(大正3~6)年に製造したものらしいです。

形は今と大きくは変わりません。



…で、そのニュースを聞いて思い出したのが、なぜか「陰翳礼賛」。



たしか、昭和初期に書かれたものだと記憶しているので、

谷崎潤一郎が、

『真っ白な陶器で出来ていて…

日本家屋としっくり調和するような形式のものが売り出されていない』

…と書いた時に目にしていたのは、この便器だったのかもしれません。


江戸末期から生産が始まり、

大正から昭和にかけて、非常に便利なものとして、

すでに当たり前になりつつあった衛生陶器は、

いまでこそ、いろんな色や形に種類があって、

陶器ではない新素材のものもありますが、

便所に衛生陶器を設置しないということが考えられないぐらいに一般化し、

違和感を感じないぐらいになってしまいました。

それでもやっぱり和風建築にはそぐわない…と感じることが多いのも確かです。




私も著者のいう、

『もし東洋に西洋とは全然別箇の、

独自の科学文明が発達していたならば、

どんなにわれわれの社会の有様が

今日とは違ったものになっていたであろうか…』

という『小説家の空想』に便乗して、そんな世界を眺めてみたいものです。





アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
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Posted by アーキスタジオ 哲 at 23:15│Comments(0)独り言
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