枝葉末節~アーキスタジオ哲 一級建築士事務所のブログ~ › 2013年10月13日
2013年10月13日
神戸女学院岡田山キャンパス移転80周年記念シンポジウム
神戸女学院岡田山キャンパス移転80周年記念シンポジウム「ヴォーリズ建築の魅力とメッセージ」に行って来ました。
写真撮影はOKだったけど、WebへのUPは禁止ということだったので、誰でも撮れる ↑ の前面道路からの正面玄関の写真だけUPします。
あっそれと、 ↓ のチラシとね。
建物はこの写真のとおりです。
こんな感じでした。
以下各氏の講演をキーワードだけ。
隈さん
・質感
・やたらと豪華にみせない→学校の精神
・乳白のステンドグラス
・多彩色のタイルとスクラッチタイル
・洋式建築と近代建築のいいとこ取り
・日本とアメリカのいいとこ取り
・アメリカのドグマティックな建築教育を受けていない
・ライトのことはよく思ってなかった?
・ライトは広重と岡倉天心に影響を受けた
→広重美術館…等々…と隈さんの作品の一端だけ紹介
山形さん
・SPIRIT→キリスト教主義
・SITE→ランドスケープ
・PLANNING→地中海様式
・上記のHarmony→grow into one
・威圧感のあるゴシックではなく、ドメスティックなゴシック
・スパニュッシュミッションスタイル
・瓦屋根と壁の対比
江戸さん
ここでの学生生活を振り返りながら、
・中庭の光
・廊下の影
・曖昧な空間の必要性
そんな話を元に講演があり、その後のパネルディスカッションで
・暗いところから明るいところへ意図的に…
・通路だけでない廊下の持つ空間的な意味
・時間の変化がわかり難い質感
…へと、ところどころ笑いを交えながら発展していきました。
面白かった。
その後見学会。
全体の雰囲気、質感がわわらかいので、どこもすごくやさしい空間でした。
隈さんは、「石などを使わずやたらと豪華にみせない」と表現されていましたが、石などの硬い冷たい素材感がないことも全体の雰囲気に影響していると思います。また、廊下の出隅にR面が取られていたり…と、やわらかく見せるための細かい配慮も行き届いていました。
そんな中を歩いていて、デジタルとアナログの差みたいなものが頭をよぎりました。0か1ではっきりと白黒つけないといけないデジタル感覚ではなく、無限の曖昧さみたいなもの。石みたいな固い素材で「ピシッ!」っと直線で終わるんではなくて、左官の手で敢えてフリーハンドの線で終わるようなアナログ的な感覚。全体がそんな空間なんだ…と。私は妙に納得しましたが、わかり難かったらごめんなさい。
講演の話の中にもあった「光と影」を感じよう…と努めましたが、十分に感じるには少々人が多すぎたようでなかなか難しかったです。写真に夢中になってるうちに、そこのお前ちょっとどけよ!って私も思われてるでしょうから、お互い様でしょうけどね。
一番印象的だったのは、チラシ裏面の一番下の写真の「ソールチャペル」。
時間も良かったのか、ちょうどいいサイズの広さのチャペルがステンドグラスからの西日で淡く黄色く浮かび上がって、包まれるような心地よさを感じました。落ち込んでるときにここに来たら、時間を掛けてゆっくりと心を癒してくれそうな、そんな暖かさというか懐の深さを感じるチャペルでした。
楽しかった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次回の「くらしの<無料>相談会」は、10月24日に開催します。
私は無料 <建築> 相談を担当します。
<建築> の他にも
<法律><税金><生活設計>などの相談ができる合同<無料>相談会です。
みなさん気楽に遊びに来てくださいね。
詳しくは ↓ 。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
~あなたの建てたい建築のことについてじっくりお話しましょう。
~建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。
email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp
URL:http://www.archi-tetsu.com
blog:http://astkim.citylife-new.com
photoalbum:http://archi-tetsu.blogspot.jp/
facebookpage:https://www.facebook.com/archi.studio.tetsu
写真撮影はOKだったけど、WebへのUPは禁止ということだったので、誰でも撮れる ↑ の前面道路からの正面玄関の写真だけUPします。
あっそれと、 ↓ のチラシとね。
建物はこの写真のとおりです。
こんな感じでした。
以下各氏の講演をキーワードだけ。
隈さん
・質感
・やたらと豪華にみせない→学校の精神
・乳白のステンドグラス
・多彩色のタイルとスクラッチタイル
・洋式建築と近代建築のいいとこ取り
・日本とアメリカのいいとこ取り
・アメリカのドグマティックな建築教育を受けていない
・ライトのことはよく思ってなかった?
・ライトは広重と岡倉天心に影響を受けた
→広重美術館…等々…と隈さんの作品の一端だけ紹介
山形さん
・SPIRIT→キリスト教主義
・SITE→ランドスケープ
・PLANNING→地中海様式
・上記のHarmony→grow into one
・威圧感のあるゴシックではなく、ドメスティックなゴシック
・スパニュッシュミッションスタイル
・瓦屋根と壁の対比
江戸さん
ここでの学生生活を振り返りながら、
・中庭の光
・廊下の影
・曖昧な空間の必要性
そんな話を元に講演があり、その後のパネルディスカッションで
・暗いところから明るいところへ意図的に…
・通路だけでない廊下の持つ空間的な意味
・時間の変化がわかり難い質感
…へと、ところどころ笑いを交えながら発展していきました。
面白かった。
その後見学会。
全体の雰囲気、質感がわわらかいので、どこもすごくやさしい空間でした。
隈さんは、「石などを使わずやたらと豪華にみせない」と表現されていましたが、石などの硬い冷たい素材感がないことも全体の雰囲気に影響していると思います。また、廊下の出隅にR面が取られていたり…と、やわらかく見せるための細かい配慮も行き届いていました。
そんな中を歩いていて、デジタルとアナログの差みたいなものが頭をよぎりました。0か1ではっきりと白黒つけないといけないデジタル感覚ではなく、無限の曖昧さみたいなもの。石みたいな固い素材で「ピシッ!」っと直線で終わるんではなくて、左官の手で敢えてフリーハンドの線で終わるようなアナログ的な感覚。全体がそんな空間なんだ…と。私は妙に納得しましたが、わかり難かったらごめんなさい。
講演の話の中にもあった「光と影」を感じよう…と努めましたが、十分に感じるには少々人が多すぎたようでなかなか難しかったです。写真に夢中になってるうちに、そこのお前ちょっとどけよ!って私も思われてるでしょうから、お互い様でしょうけどね。
一番印象的だったのは、チラシ裏面の一番下の写真の「ソールチャペル」。
時間も良かったのか、ちょうどいいサイズの広さのチャペルがステンドグラスからの西日で淡く黄色く浮かび上がって、包まれるような心地よさを感じました。落ち込んでるときにここに来たら、時間を掛けてゆっくりと心を癒してくれそうな、そんな暖かさというか懐の深さを感じるチャペルでした。
楽しかった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次回の「くらしの<無料>相談会」は、10月24日に開催します。
私は無料 <建築> 相談を担当します。
<建築> の他にも
<法律><税金><生活設計>などの相談ができる合同<無料>相談会です。
みなさん気楽に遊びに来てくださいね。
詳しくは ↓ 。
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