枝葉末節～アーキスタジオ哲 一級建築士事務所のブログ～

  

昨日の続き。



私の言葉なんか必要ないから、今日も言葉は少なめに…。





４７年前の建物ですが、ほとんどすべてが竣工当初のまま使われています。
使う人の愛情がとても強く感じられました。




旧約聖書に、神の命令に逆らった罰で巨大魚の飲み込まれて腹の中で３日３晩過ごし改心するという話があるらしい。教えて戴いた。（要約しすぎでわかり難いな。）詳しく知りたい方はヨナ書と検索したらヒットすると思いますのでどうぞ。村野さんがこの話を知っていたのかどうかは定かではないが、私はその話をとの関連性を感じる…と案内して戴いた方が仰っていました。

ひとしきり写真を撮って、しばし椅子に座って空間に包まれてみました。このイスも47年前の村野さんの手によるものだそうですが、座面だけは信者さんが信州まで編み方を習いに行って、少しずつ編みなおしているそうです。座ってみると、自然に背筋が伸びるような椅子でした。

少し時間を置くと、巨大な魚のお腹のなかで包まれているような感覚になってきました。自己暗示にかかったのかもしれません。でも本当にそんな感じになってきました。包まれるようなやさしい空間でした。

前述の話では、罰として巨大魚のお腹の中にいる訳だから、快適な空間ではなかったんでしょうけどね。

そんなに沢山の教会を見たわけではないですが、どこの教会でも感じられるこの空間の「優しさ」みたいなものは一体なんなのでしょうか。これが神の包容力なのでしょうか？

教会に見学に行くと、神父さんであったり、シスターであったり、教会関係の方であったり、信者さんであったりと案内してくださる方はさまざまですが、必ずといっていいほど、この唐突な、どこの誰かもわからないような見学者を歓迎するかのように、丁寧に案内してくださる。この日も、ちょっとバタバタしていて…といいながらもご丁寧に説明していただき、案内してくださったことに本当に感謝いたします。有り難うございました。

宝塚カトリック教会
所在地：宝塚市南口1-7-7
設計：村野藤吾
竣工：１９６５年


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　「くらしの＜無料＞相談会」
　来る12月8日、大阪市生涯学習センターに於いて、
　「くらしの＜無料＞相談会」が開催されます。
　くらしの中の「わからない…」や「聞いてみたい…」に専門家がお答えします。
　詳しくは　↓　。

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アーキスタジオ 哲　一級建築士事務所
～大阪・吹田・千里ニュータウンにある建築設計事務所です。
～建築・住宅設計のご相談から雑談まで、まずはお気軽にご連絡ください。
email：archi_tetsu@osaka.zaq.jp
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宝塚カトリック教会を見学させて戴きました。



近くに行ったついでに外観を見ることはあっても、なかなか中まで見せていただくことはありません。

が、今回はたまたま宝塚での打合せが突如中止になり、ちょっと寄って外観だけを見て帰るつもりだったけど、見ているうちに中に入りたい衝動が抑えられなくなって、気がつくと事務所に見学のお願いに行っていました。

中に入るのは大学４年のとき以来だから、24年ぶりか。
でも、ぜんぜん変わってませんでした。






いつ見ても、何度見ても感心するところばかりです。
雨の日に見に来て、水の動きを観察してみたい気がします。

実は私、この教会のすぐ近くの幼稚園に通っていました。
毎日のようにこの教会を見ていました。
だから、とても懐かしい建築です。

でも、見るたびに新しい建築です。


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宝塚を歩いていて不思議な外壁の建物に目が止まった。



遠くから見ていたときには、確実にメタリックな意匠の外皮を纏っているのだと思っていた。

だけど、近づくにつれて…？？？…なんかおかしい。
メタリックな外皮を纏っているにしては、その外皮が安っぽいし仕事もよくない。
もっと近づくと、　↓　。



こんなマットがはめ込まれていました。



どうやら蔦を這わせるためのマットのようです。
そして、黒い配管は水やり用の配管みたいですね。

こんな方法もあるのかと、勉強になりました。

それにしても一番上の写真、離れてみると結構面白い外観になってますよね。



この写真の左側の白い壁。ここには蔦のためのマットはありませんでした。
こっちは武庫川沿いです。

川側からも蔦を纏った建物が見えると面白いのになぁ…と、こっち面にこの仕掛けがないことが新たな不思議となりました。

こっちは従来どおり、普通に外壁を這わすのかな？


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なんかかわいらしいと思いませんか？



話がそれます。
全くデザインの方向性も違うし、自分でも発想が貧困だなぁ…と思うんですが、ちょっとだけ、高松伸さんの「ARK」だったっけ？あれを連想してしまいました。
なぜか？
たぶんボールト屋根に妻面の丸窓。それだけです。
だから、連想したのは、一瞬だけですよ。
すぐに、やっぱり違うな…と訂正した。

戻します。
一瞬、ARKを連想したあと、すぐに立ち直った私には、この建物の全体の雰囲気がすごくやさしく、かわいらしく見えました。ARKの近代的で機械的なイメージとは対称的な牧歌的な雰囲気が際立って感じられたのかもしれません。屋根に付いたドーマー窓なんかもいいですよね。
ん？これもドーマー窓って言っちゃっていいのかな？
まぁ、ここではいいということにしておきましょう。

本当は、この窓は下の壁面に付いた出窓と同じ形状で、屋根と言うのか、壁と言うのかが屋根風に意匠されてるだけ何ですけどね。

でも、いい感じです。

じつは、最近こんな感じの窓の付いた小さな住宅を計画しました。
ちょうど、Rのついた屋根面の仕上げがそのまま下りてきた壁面に窓が付いた計画だったので、まさにこの建物と同じような窓のつけ方をしました。小さな住宅なのでこんなに多くはなくて、もう少し大きいくらいの窓がひとつ付いてるだけですけどね。
ちょっと微妙な時期なのでパースは掲載しませんが…。

そんなこともあって、非常に気になる建物でした。


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以前の鹿児島行の投稿に埋もれてたマンホールを表に出してあげることにしました。
だから、以前診たことのある方もいると思いますがご容赦を。

この二つのマンホールは、娘のお手柄写真の2枚です。
だから、随分離れた二ヶ所のマンホールですが、切っても切り離せない写真です。

まず１枚目。
鹿児島県霧島市へ旅行中に、私と息子がプールで遊んでいる間に、家内と二人でみやげ物の物色に出かけた娘が送ってくれた写メが　↓　。



町の鳥のホオジロがタクトを振って、町の花のミヤマキリシマが楽しそうに歌ってる。そんな図柄です。楽しそうなところがＧＯＯＤです。

二枚目は、彼女が今年の夏休みに林間学校に行ったときに、カメラを持ってる子に、「なんでこんなの写真に撮るの？」って言われながら撮ってもらった写真。



白川郷。
一目瞭然。すばらしいです。
さすがに強力な ”売り” があるところはちがうなぁ。

娘よ。そして、娘の友達もどうもありがとう。


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　↓　の写真は、先日京都府古民家再生協会の古民家鑑定でお伺いした京都府日吉町の古民家です。

のどか・スローライフ、そんな言葉がぴったりの環境の中に佇んでいました。



「古民家」という言葉の響きに何の違和感もない風景です。



ドコモ以外の電波が入らないという予期せぬ異常事態で、連絡がとれず、到着が遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。

ナビやスマホという文明の利器に頼り切っている生活に対する教訓かもしれませんね。地図はナビとスマホ、近くまで行ってわからなければ電話すればいいか…という安易な考えが招いた失態でした。

建物に明確な記録はありませんが、築140～150年程度（所有者談）。改装部位が多く、当初の仕上げをのぞめなかったり、構造体が目視出来なかったり…と言う部分も多かったのですが、茅葺に被せたこの鉄板屋根がとても綺麗でした。

が、殊更に主観的で希望的な意見を言わせてもらえば、茅葺のままのこの建物も見てみたかったな……と。



叉首（さす）組みと束でしっかりと棟木を支え、存分に燻された各部材がとても綺麗な小屋裏でした。

そして昨日、出来上がった鑑定書の内容を説明し、調査日に撮った写真を見ながら現況の説明をしてとりあえずの任務を完了しました。



古民家鑑定とは、その建物が移築や再生ができるコンディションにあるか、古材などの部材が再生可能な強度を有しているかなどの建物の耐久性に関して判定を行うもので、資産価値や不動産の鑑定評価を表すものではありません。したがって、鑑定の結果として出た数字にはそれ以上の意味もそれ以下の意味もありません。それよりも、建物が建てられてから今まで使い続けられて来たことに価値を見い出し、これからも大事に長く使い続けるためのきっかけになればと思っています。また、そのために何らかのお手伝いが出来ればいいなぁ…と考えています。

今回のご依頼主の方と、現況や将来的な使い方を含めたいろいろなお話をさせて頂きました。いいきっかけというか、方向性をある程度共有できた…と、私は思ってはいるのですが…。


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今まで数限りなく利用してきた駅だけど、先日ふと見上げてみれば、鉄骨がすごくきれいじゃないですか。いや～、迂闊でした。



だいたい、この三宮駅はホームが狭く、私みたいな小心者はいつも小さくなっているので、屋根を見上げて…という余裕がないのがいけない。

と、一応軽く言い訳をしといてから本題へ。

JRの三ノ宮駅の鉄骨もちょっと凝っててきれいだけど、こっちの勝ちだな。スケールも大きいし。
最近は無骨な鉄骨ばかりで、こんな華麗な鉄骨ってほんとに見ないもんなぁ。
でも、なんで気がつかなかったんだろう。

北側の開口部は3段窓。しかも3段とも引き違い　↓　。



駅舎で3段窓っていうのは他にもあるかもしれないけど、全部が引き違いってあんまり無いんじゃないかな？ちゃんと調べたわけじゃないけどね。



ホームから下に降りると、こんなシャンデリアがぶら下がってて、雰囲気あるなぁ。

阪急三宮駅は、ホームが狭いことを除けば素敵な駅です。

でも、なんで気がつかなかったんだろう。（しつこい！）

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来る12月8日、『くらしの＜無料＞相談会』（NPO法人兵庫コミュニティ主催）が開催されます。

弁護士、司法書士、税理士、ファイナンシャルプランナー、建築士を相談員にした、くらしの中の「わからないこと…」や「相談してみたいこと…」の相談窓口で、いろんな業種が参加する無料相談会という新しい試みでもあります。

聞いてみたいことがあるけど相談に行くのは…と思っている「わからない」をお持ちの方、この機会を利用して専門家に相談してみませんか？

私も相談員のひとりとして参加します。どうぞお気軽に足をお運び下さい。

ちなみに、一応説明しておきますと、この相談会での私の担当は建築相談です。新築、リフォーム、古民家再生など、なんでもご相談下さい。

私の専門分野以外のご相談には他の相談員がお答えします。他の相談員を交えての相談も可能です。





チラシが必要な方は、一番下のリンクよりダウンロードできます。

場所　：　大阪市立生涯学習センター
　　　　　　大阪市北区梅田1-2-2-500　大阪駅前第2ビル5・6階
日時　：　第１回～２０１２年１２月８日（第4研究室）　9：30am～17：30ｐｍまで
　　　　　　
　　　　　　第1回が都合の悪い方のために、
　　　　　 第2回～２０１３年１月１９日（第5研究室）も予定しています。
　
予約優先です。
ご予約は当方へ メール、TEL、FAXで。
TEL：06-7897-9144
FAX：06-6833-1722
email：archi_tetsu@osaka.zaq.jp

または、
NPO法人兵庫コミュニティー　TEL：079-283-8031　（9：00～17：00）まで。

または、直接各相談員まで。
各相談員の連絡先は、ここ　か　ここ　からチラシをご参照下さい。




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昨日の昼食。



こんなんがあったから食べてみた。

…けど、あれこれと具を入れたから味が変わってしまって、来来亭の味なのかどうかわかりませんでした。
いろいろ入れすぎて見映えも良くないので、写真もなしということで…。

失敗失敗。

今度は具を入れず、ストレートな来来亭のインスタントラーメンの味を確かめようと思います。

でも、具沢山で、別の意味でしっかり美味しかったですけどね。




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どんどん出てくる神戸。

一昨日の雨の中だったので、写真がとても見難いですが、

まず一点目



マンホール。
三宮というか、都心部を見下ろす六甲山系の山々が描かれています。

二点目



これには驚きました。ルミナリエバージョンのマンホールです。
ルミナリエがもう完全に根付いてるってことですよね。
でも珍しくストレートなデザインです。

三点目



埋め込みの測量基準点。これ、そんなに大きくないですが、ちゃんとポートタワーや神戸大橋などが描かれてる。
目地方向が全くあっていないし、額縁になってる石の方向とも全く合っていない。丸の一番下になんとなく手掛かりになるそうな窪みもあるから、なんか開きそうな気もしますね。詳しくはわかりませんが…。

雨さえ降ってなければもっと鮮明に見えたんでしょうけどね。

ホント、神戸ってすごいなぁ。どんどん出てくる。