枝葉末節～アーキスタジオ哲 一級建築士事務所のブログ～

  

大阪国際会議場。通称、グランキューブ大阪。
ここに最初に来たのは数年前の建築士の定期講習だったかな？正直あんまり好きな建物ではないので、それまで行く機会に恵まれませんでした…っていうか、自分から行かなかったんでしょうね。

でも、近くまでは行ったことはあるから、外観はずっと前から何度も見てますよ。
「ふ～ん、近寄り難いな！」っていう感じで見てました。

それにしても、とにかくいろんなところがデカいです。
「高い」とか「広い」とかじゃなくて、デカいんです。

この大きさで地面に足を下ろしてるのは６本のコアの柱のみ。このコアがデカいから、デカさというか、威圧感というかは相当なもの。スパンが飛んでて、１階のピロティーなんかも広いからそうは感じない人もいるかもしれないけど、なんか私は近寄り難い気がしてならない。

３階に行くにも、なんか６階ぐらいまで上がるような感じの建物です。

だから、今日はあんまりでかさを感じない写真を載せることにしました。



この外観で１３階建て。13階建てで100ｍオーバー。
太いコアの柱に、階数が感じられない外観。このスケール感が惑わされてる感じも近寄り難い原因のひとつなのかもしれません。




一番上の円形が特別会議場…かな。
その横の触覚みたいなのは何なのかな？機能があるのか、単なる飾りなのか？もうよくわからないね。



手前が堂島大橋。欄干の石が黒いのは、空襲の痕跡だとか…。



でかいピロティーには生木が植わってます。雨がかりに近いところに植えられた木は、少しでも多くの光と水を求めて屋根のない方に枝を伸ばします。

人の大きさを見ると、ピロティーのデカさがわかるでしょ。
この写真と一枚目の写真で建物のスケール感が想像できちゃいますね。

大阪府立国際会議場
所在地：大阪市北区中之島五丁目3番51号
設計：黒川・イプスタイン・アラップ共同企業体
施工：竹中、大林、フジタ、銭高、松村、シャール、西武、大鉄、大末、今西JV
構造・階数：地上13階、地下3階
竣工：1999年



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