PR広告

  

Posted by at

2012年07月21日

新に二つ、神戸の消火栓蓋

以前ご紹介した消火栓の蓋に加えて、
今回、ほんの短い距離のお散歩で二つの図柄を発見。

一つ目。



これはアートっぽい。敢えて下手な解説はしませんが、神戸港から六甲山までちゃんと神戸が表現されているようです。

機能的には単刀直入の消防車の勝ちだろうけど、デザイン的には完敗。
ちょっとセンスが違うなぁ・・・。

こんなところでも、機能を優先するかデザインを優先するか…という永遠のテーマが顔を出してきた。

続いて二つ目。



次がまたすごい。ちょっと木の葉の影で見難いけど、完全に神戸を網羅・・・というデザインです。
見れば見るほど、なかなかすごい。
ポートタワーに神戸港、中華街(?)、布引の滝、ロープウェイ、六甲牧場の羊さん、風見鶏の館、神戸まつりの花火、神戸大橋、神戸ステーキ(?)、ワイナリー、ロックガーデン、グリーンスタジアム神戸・・・と思いつく限りの神戸が全部盛り込まれていて、かなり盛りだくさんです。神戸っ子じゃない私には、解読がかなり難しい物もあって、全部が合ってるかどうかはわからないけど、コレだけの要素をコレだけのスペースに描き込んでしまうのがスゴイ。
あ、ひとつ思い出しちゃった。
水族館好きの私としては、須磨水族館が欲しかったなぁ。

まぁ、そんな揚げ足取りは置いといて、ホントにすごいと思います。

神戸ってやっぱり観光都市だから描く題材が多いんだな。
まだまだ、マンホールも写真に納めてないし、奥が深そうで楽しみです。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)マンホール

2012年07月20日

いつもきれいな「白翳の家」

真っ白です。
住宅でちゃんと名前が付いてるという事は、有名建築家の作品です。





始めて見たのは15年以上前だと思いますが、それまで「真っ白」の建物ってあまりいいと思ったことがありませんでした。

が、この建物を見て初めて「白もいいなぁ…」と思った。
それ程きれいでインパクトがありました。

でも、私はというと、真っ白を使う勇気がない。
オフホワイトぐらいならなんとか・・・っていうところかな。
いや、もっとくすんでる方がいいなぁ。
人間がくすんでるのかな?

ひとことに「白」って言ってもたくさんあるからね。
でも、この建物の白、私には勇気がないけど、すごくいい白ですよね。
(写真と実物では少し違うし、モニターの色温度でも全然違うけどね。)

施主に色を選んでもらうと、「白が無難なんでしょうね・・・」という言葉が出てきます。クロスなんかを選んでもらうと必ずといっていいほどです。
でもね、本当は白が一番難しいんですよ。




この建物の近くまではよく買い物に行くので、先日、買い物のついでに久しぶりに行ってみました。最後に見てからは既に7~8年は経ってると思います。

そして、いつも驚くのは歳月を感じないこと。
壁は白いまま、きれいなままを保って建っています。

たまたま、外壁を塗り替えた後にしか見てないっていう事もあり得なくはないけど、例えそうだとしても、オーナーの愛情が伝わってきます。この建物が好きで、愛情を持って接しているからこそ、メンテナンスも行き届く。そんなオーナーに住んでもらって、幸せな建物です。

でも、ちょっと待ってよ。
単純にオーナーが建物を選んでるんではないような気がします。
いい状態で出来上がった建物って、完成するまでの過程で必ず、いろんないい偶然に遭遇し、いい出会いがあります。それを考えると、建物がオーナーを選んでるんじゃないかなっていう気がしなくもない。

建築って生き物です。人間との関係で建築も顔つきが変わってくる。人の住まなくなった家は傷みが早い・・・っていうのはよくいわれるホントの話。人間との関係がなくなると、途端に建築も生気を失います。そう考えると、建築だってどんな人と付き合うかは死活問題。人間が建築を選んでいるのと同じように、建築も人間を選んでいたっておかしくないですよね。


白翳の家
設計:坂本昭/設計工房CASA
竣工:1996年
所在地:箕面市






大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年07月19日

母校和太鼓部のストリートミニライブを鑑賞

この間の海の日にせんちゅうパル(千里中央)であった、母校和太鼓部のストリートミニライブを鑑賞しました。鑑賞というほどでもないか、となると、観賞?・・・ん~、「見て来ました。」







私の頃にはなかったので、和太鼓部の演奏は以前同窓会で見て以来2度目。

話が逸れますが、元々男子校だったので、こういう男女混ざり合った状態にはちょっと違和感があります。ここで見るとまだマシですが、学校に行くと尚更。校内に女子がいる事が不思議。女性の先生がいることが不思議。校内の女性と言えば、食堂のおばちゃんと給品部(購買部)のおばちゃんだけだったのになぁ・・・と昔話をしていると、保健室の先生は?と質問された。保健室の先生???そんな先生いたかな?はっきりいって記憶にございません。30年も前の話だからね・・・。

和太鼓に話を戻します。

これ、最近の流行っていうのもあるけど、とにかくカッコいいです。
どちらかというと、私には女子の方がカッコよく映ったかな。男子ガンバレ!

太鼓にもいろいろ種類があって音色もそれぞれに違うので、響きに深みが生まれます。その「深み」が日本人の「心」や「精神」、そして過去の記憶が刻み込まれた「DNA」にまで届いてくるような気がします。
見た目の勇壮さと和太鼓の独特の迫力と残響、視覚・聴覚に加えて、体の芯まで届いてくるような響きを感じて来ました。

ということで,、やっぱり「鑑賞」のままで行きましょう。



しかし、この日は34℃の快晴。とにかく暑かった。
演者である現役生は、その陽射しによる暑さと焼けたコンクリートの暑さで大変だったと思います。

私の腕も、待ち時間30分と演奏時間30分の間に ↓ のようなあり様です。



これでも二日ほどの時間の経過で少しマシになってます。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)独り言

2012年07月18日

ビルの足元の巨大さ・・・

ビルの足元のWWWW柱。




列柱の方向から見ると、この柱の連続は視覚的には壁に等しくなります。
下の写真で、列柱の右側が壁があるかのように見えなくなっちゃうっていうことですが、わかり難いかな?

学生時代に先生が、柱が連続すると見え方としては壁に等しくなるから、そうならないように注意する必要もあるし、それを利用することも出来る・・・と力説していたのを思い出します。まさにこんな感じですよね。

でも、私がこの二枚の写真を見て感じたのは、もうすっかり慣れきってしまったのか、その巨大さを感じなくなってしまっていること。
私達って普段、こんなにも巨大なものに接して生活していたんだ…と再認識しました。明らかに、人間的なスケール感ではないですよね。

ということは、こういった巨大な都会の中のビル群に常に接している人と、そうでない小じんまりした住環境の中に生活の場がある人では、空間に対する感覚が全く違って来ているのかもしれません。

今後、私の仕事の中で何かしらのポイントになりそうな気もします・・・が、そうでもないかな?




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年07月17日

ちょっと不思議な感じの「清水猛商店」

よく見ると不思議な建物です。
一見、一番上のアーチが目に入って洋館かと思えば、



下の方では和瓦っぽい小屋根が付いていて、和風っぽくも見えるし、



玄関上のランプと庇、その吊り金物も洋風といえば洋風だけど、そこにすぐ上の瓦が加わって、じっと見ていると中華風にも見えてくる。



突き出し看板は和風だけど、建物の中心に付けられた突き出し看板も珍しい。



横から見ると、たぶん後の木造3階建ても同じ所有者だろうから、手前が店舗棟で中庭を挟んで奥に居住棟のある町家に多い表屋造りになってるみたい。店舗棟がこんな洋館風の表屋造って珍しい。

不思議なことの多い建物なんですが、全体がすごくまとまってます。特に、櫛形窓、ランプ、庇の吊り材、サイン・・・と要素の多い庇上の壁面がうまくまとまっていると思いますし、瓦の小屋根が中央部と両サイドで変化をつけてるのもいいですね。これでうまく門型を表現してるようにも見える。こういう変化って、つけたは良いけどどの高さにするのかっていうのが非常に難しいんですが、違和感がないです。ここの場合は、前の事務所で習った秘密の法則が適用出来そうなのですが、秘密の法則なのでここでは紹介できません。ご了承ください。(なんだそんなこと当たり前って言われそうだしね。)


清水猛商店
設計:小川安一郎
竣工:1923年
所在地:大阪市中央区淡路町3-5-6




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年07月16日

化粧品売り場?



化粧品売り場?

いえいえ、とあるクリニックの受付です。
カウンターの上にある照明BOXに、「CLINIC」って書いてあるでしょ。

すごくきれいで軽快なんだけど、なんかデパートの化粧品売り場みたい。

仕方がないか、皮膚科でしかもスキンケアみたいなこともやってるところだから・・・。

ん・・・ということは、そういうデザインにしてクリニックっぽく見せないことを狙ったのか!
なるほど・・・。

でもね、男の私としてはちょっと気恥ずかしい感じがしました。
そうそう、女性にはわかり難いでしょうが、デパートの1階の化粧品売り場を一人で通り抜けるときのようなあの微妙な感覚ね。

男性の患者さんはあんまり意識してないってことかな。
「CLINIC」の下に、はっきりと「TOTAL SKIN CARE」ってあるもんね。

世の中はどんどん複雑になっていて、「TOTAL SKIN CARE」=男性を意識していないって、短絡的に考えられない時代なのかもしれませんが、女性の患者さんが多いのは事実だし、最初はやっぱりなんとなく気恥ずかしい。そんなクリニックでした。

慣れればなんともないのかな?と、追跡調査も考えましたが、私が受診した原因となった症状は、1回の診察とお薬で完治しましたのでその予定はありません。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(2)建築独り言

2012年07月15日

夏らしい発泡酒・・・缶

先日買って来た発泡酒。
箱買いで中を見ていませんでしたが、
開けてみると、こんなに夏らしくて、さわやかで、キラキラした缶でした。



朝から開けたくなります・・・ヾ(- -;)





(後記)金麦は、正確には発泡酒ではなく第3のビールに分類されるようです・・・が、タイトルはそのままにしておきます。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(2)独り言

2012年07月14日

シボレー コルベットスティングレイ

シボレー コルベットスティングレイ。
約50年前、アメリカの自動車産業が輝いていた時代の名車です。

中央環状線を走っているのを、モノレールから発見。思わず写真に納めた。



わかり難いけど、ライトを上げて走ってる。



手前のプリウスとほぼ同じ大きさで、背を低くした感じ。アメ車だけど小さい。
スポーツカーだから小さいのは当然ですが、本当は日本車がすごく大きくなってる。

例えば、このシボレーの頃の日本車。
初代カローラ → 全長=3845㎜×全巾=1485㎜×全高=1380㎜。
現行のカローラ → 全長=4360㎜×全巾=1695㎜×全高=1460㎜。
長さで51.5cm、巾で21cm、高さで8cmも大きくなってます。
わかり易く言えば、ヴィッツの巾を20センチ小さくした感じ。コレが、大衆車のワンランク上の車です。
大衆車といえば、「パブリカ」。これは、全長=3585㎜×全巾=1380㎜×全高=1415㎜、排気量=697ccです。
軽自動車の規格が、全長=3400㎜以下×全巾=1480㎜以下×全高=2000㎜以下、排気量=660cc以下なので、この規格に非常に近いです。つまり、今の軽自動車並みの大きさの車が一番多く走っていたんです。

そんな中でのこの車。二人乗りでこの大きさだから、やっぱり大きかったんでしょうね。



話が随分それましたが、この車、とにかくカッコいい!・・・です。

この車のミニカー大事にしてたなぁ。




大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  
タグ :ひとりごと


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)独り言

2012年07月13日

映画に使えそうな「大阪府立中之島図書館 vol.2」

<昨日の続き>

外観の重厚感とは違った優美な感じのする内部です。
外観とともに格調の高さを感じます。



正面上部に住友家が建物を寄付した際の「建館寄付記」、その下に「増築寄付記」が銅版額になっている。「建館寄付記」には住友家15代吉左衛門氏の、「大阪府は人口も多く、色々な物が揃っていて学問も盛んだが、図書館だけが無い、図書館の建物と図書購入の基金を寄付して微力をつくしたい」という言葉が書かれているそうです。
両サイドに彫像が。むかって右側が「野神像」で、「野性」を表し、左側の「文神像」は、「知性」を表現していると言われている・・・そうです。




映画にそのまま使えそうな階段です。
すごくいい加減な記憶ですが、タイタニックの階段ってこんな感じじゃなかったですか?





すばらしい!

文化財的な価値があるからこそ、何らかの方法で広く活用したい・・・という橋下市長の考えも理解しますが、図書館として建てられた建物で、かつ、その用途でちゃんと機能してるので、使い続けられるならばその方が良い、と私は考えます。


大阪府中之島図書館
設計:野口孫市、日高胖
竣工:1904年
所在地:大阪市北区中之島一丁目2-10





大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳

2012年07月12日

前庭が欲しい「大阪府立中之島図書館 vol.1」

コリント式オーダーのギリシャ神殿風の堂々たる姿とその重厚感は圧巻です。
プロポーションも実に美しいです。
こういう正統派ってあんまりないように思います。



ギリシャ神殿の手法といわれるエンタシス柱は、日本では唐招提寺や法隆寺にも見られます。ギリシャのそれの流れを汲んでいるとも言われていますが、ちょっと無理があるようにも思います。
流れを汲んでいるなら、どうやって伝わったのか?流れを汲んでいないなら、双方の先人達がなぜ同じ手法に辿り着いたのか?私には解明できませんが、いずれにしてもすごく壮大な話になりそうです。



正面玄関が開いてるのを見たことはありません。正面の堂々たる姿とは裏腹に、図書館の入り口は正面階段の両脇から人目を憚ってコソコソと入る感じです。このギャップがおもしろいけど、初めて来た人は「ここでいいのかな?」って思うでしょうね。



外観の写真を撮っていたら、ちょっと汚れた服装をしたおじさんに呼び止められて、「この建物図書館じゃなくなるらしいで。知ってるやろ!金儲けに使うねんて。何考えとんねん橋下は・・・!」と。

図書館じゃなくなるかどうかはこれから議論が尽くされるでしょうが、あのおじさんにまで文句を言わせる橋下市長の注目度はすごいなぁ・・・と感じました。

そういうおじさんたちは時間があるので、新聞を隅から隅まで読んでいて実に詳しい人が多いのも事実ですが・・・




大阪市役所と中央公会堂に挟まれて存在感が薄れてしまっているのが残念です。
正面の引きがもっとあって、芝生の前庭なんかがあれば、この外観、特に正面の姿がもっと生きてくるのになぁ・・・と思います。もったいないなぁ。

明日は内部へ。

<つづく>


大阪府中之島図書館
設計:野口孫市、日高胖
竣工:1904年
所在地:大阪市北区中之島一丁目2-10





大阪・吹田・千里ニュータウン/アーキスタジオ 哲 一級建築士事務所
~ご相談から雑談までお気軽にご連絡ください。

email:archi_tetsu@osaka.zaq.jp

URL:http://www.archi-tetsu.com/

blog:http://astkim.citylife-new.com/

  


Posted by アーキスタジオ 哲 at 06:15Comments(0)大阪の建築と雑記帳